サロンRIMAグループ・オーナーRIMAさんにインタビュー「年代や肌質・毛質でワックスもはがし方も変えるんです」

人気の理由ですか？お店にいるスタッフは、全員JBWA（日本ブラジリアンワックス協会）認定講師の資格を取得していますし、私や本店店長のRISAは、その上の上級認定講師の資格を取得しています。

さらに、私が独自で生み出したワックス脱毛のノウハウを、スクールでみっちりと勉強をしています。知識と技術をしっかりと持ったスタッフがお客様に対応しているからだと思います。

なかには数時間程度の講習を１日で完了し、ディプロマを発行するスクールさんもありますが、私はそれでは許しません（笑）。

技術についてしっかりと頭に叩き込んでもらい、それから実技です。実技は特に厳しくて、丁寧さはもちろん、早さも重視します。卒業の目安は、半年ぐらいですね。それも個人差があるので一概には言えませんし、なかには１年ぐらいかかる人もいるんですよ。

デリケートな部分をワックス脱毛するわけですから、やはり時間は早い方が良いと思ってます。だから、初めてのお客様の場合は、ワックスは何種類もウォーマーで溶かしておくんですよ。年齢や肌質、毛質やアレルギーの有無に加え、脱毛する部位によってもワックスを使い分けています。

お痛みも少なくて、15分ぐらいでブラジリアンワックスを完了させられるのは、やっぱりその人にいちばんあっているワックスを使うからこそと思います。

お客様の数だけ、ワックス脱毛の方法があると思っていますから。

そして、ハードワックスにも、松やにの成分が入っているもの、はちみつとお砂糖だけでできている物、チタニウムが入っている物など、何十種類とありますし、メーカーもさまざまです。

金属アレルギーの人には、チタニウムが入っているものは使用できませんし、花粉症の人は松やに成分が入っているものは使いません。

例えば、ヒノキの花粉症の人は松やにの成分にアレルギー症状が出てしまう可能性があるのです。でも花粉症の人で、どんな花粉に感応するのか細かく調べている人は少ないですよね？この季節になると花粉症だな…みたいな感じで。極力トラブルなくワックス脱毛ができるように、心配な要素は一切ないように配慮しています。

陰部って粘膜なので、肌に吸収されやすく、成分はどんどん浸透してしまいます。ちょっとした間違いが、大変な間違いになる可能性もあるんです。

普通の状態であれば、さほど症状はでないかもしれませんが、粘膜にはアレルギー反応が出てしまうかもしれません。

アルコールアレルギーの人は、脱毛の前処理に使用するものにアルコールが含まれているだけで反応してしまうかもしれない。

どんな心配事もないように、手袋に関してもゴムではなく、お医者様も使われているニトリル手袋を使用していますし、前処理のワキシングローションにはアルコール成分が入っていないものを最初から使用しています。私たちもお客様も、お互いに安心してワックス脱毛ができるようにしておきたいんです。

もちろん、手袋やスパチュラに関しては使い捨てにしていますし、ベッドカバーにも不織布のカバーをして、お客様ごとに使い捨てです。

最近では、未成年の方やマタニティワックスでいらっしゃる方も多くなってきましたので、万が一や予想外なんていう事態も起こらないようにしているんです。

出産のときって、赤ちゃんが出てくる時に危険な状態になったり、大きかったりすると会陰をパチンと切開するんです。その後、傷口を縫ったりするので治るまで不潔な状態にならないよう、出産前にデリケートゾーンの毛は看護師さんが剃ったり、自分で処理をして行ったりしなくてはいけないんです。

カミソリでVIOのムダ毛処理をすると、傷口は痛いし、でも毛は伸びてきてかゆいしってすごくストレスになるんです。だから需要は伸びてるなと感じています。

マタニティワックスの方には、お医者様の診断書と、旦那様の同意書をお願いしています。

当日は母子手帳をお預かりさせていただいて、病院の場所と担当しているお医者さまのお名前をお伺いしてから、カウンセリングに入らせていただいてます。

万が一、破水したり、ワックスの刺激で産気づいたりしても、対応できるようにと思っているんです。もちろん、母子手帳は当日にはお返ししますし、妊婦さんにはすごく安心してもらえてますよ。

妊婦さんは特に、お腹を押さえられるのは恐怖を感じてしまう場合もあります。私は出産経験者ですから、そういった部分も理解しながらお客様に接することができるので、それも安心してもらえる要素かなって思ってます。

それこそ、普通の社会人の方から、ホストの方々が４～５人で一緒に来てくれたり、TRFのKooさんプロデュースの「関西スワン」のグループの方たちが撮影の前に、脱毛に加えてフェイシェルエステにいらっしゃいます。

男性って、女性のように毎日肌ケアをしたりするわけじゃないので、１回フェイシャルをするとすごく変わるんです。

それに、男性のムダ毛に対しての女性側の意見とか、あとはニオイに関してのこととか、そういう話をするので、女性相手のお仕事をしている方々にとっては、とても参考にしてくれるみたい。

定期的に友達同士とか、同じグループの数人でやってくるので、この狭い部屋の中がもうワイワイと大変なことになります。時には「うろうろしてないで座っときなさい！」なんて言うので、みんなから「おかあちゃん」って呼ばれてます（笑）。

ちょっと早く来てしまう人がいたり、ちょっと遅刻されて脱毛の時間がおしてしまったりなんてことも、やっぱりあるんですよ。５～10分とかにしてしまうと、お店の下で待ってるとか出会ってしまうとか、そういう状況もあると思うんです。

だから、もし先のお客様が早く終わったら次のお客様に早めに来ても大丈夫ですよと連絡したり、逆に遅くなる場合には、何分ぐらい遅れているのでちょっと時間をずらしてくださいってお願いするようにもしています。

VIOの脱毛をしていなくても、そう想像されてしまうのが恥ずかしいとか、嫌だという人もいらっしゃいますから、どんなメニューを受けられる方も、絶対にかち合わないようにしています。

糸脱毛は、アトピーや肌疾患の方などはワックス脱毛ができないんです。その場合、お顔は糸脱毛を併用しています。

あとは痩身のコースに、小顔や美顔などのフェイシャルエステ、ネイルが可能ですね。スクールであれば、マツエクも教えることが可能です。私自身、美容師の資格を持っていないので、お客様にしてあげることはできないんですけどね。

私、もともと高校は体育科なので、筋肉や組織の勉強をしていたんです。それに、食べ物の消費量の話とか、家でできる簡単な痩身トレーニングとかのお話をしているとき、ちょっとしたマッサージをしてあげることもあったんですね。

そうしたら、お金払うからボディのマッサージとか、痩身にいいものを取り入れてほしいっていう要望が高くなってきて。どうせするなら、お客様の健康管理をしてあげられるコースを作って、機械を使ってマッサージするだけじゃなくて、しっかりと前後のフォローができるものにしようって考えていたら、メニューが増えてきちゃって。

最後に揉みだしのマッサージもするんですけど、それはまぁ、結構な激痛です（笑）。

ここに来れば、美容に関することやムダ毛の悩みはなんでも解決できる。そんなサロンを目指しています。

生理の時に経血を毛が絡まることが多くて、自分で処理をしていたんです。でも、カミソリで剃ったりすると、もうチクチクとするじゃないですか？そんな時、お友達にブラジリアンワックスができるお店として、RIMA本店を紹介してもらったんです。

初めてブラジリアンワックスをした時、ツルツルだしキレイになるし、生理の時にはあの不快感がまったくなくて、ホントに感動しちゃって。

それに、RIMAさんに担当してもらっていたんですけど、生き生きと仕事してる姿がかっこよくて、自分もなれたらいいなぁ～と。だから、ワックス脱毛の帰り際に「RIMAさん、ブラジリアンワックスのスクールってどうやって通うんですか？」って突然伝えたので、びっくりされてしまいました（笑）。

実際にスクールに通いだしてから、もう呆然としてしまうことが多かったですね。こんなに難しいものなの～って、不安ばかりでした。毎日がむしゃらに勉強して、何とか試験にも合格しましたけど、今も勉強の毎日です。

本店の隣ですし、内装だってそう変わらない。本店や他の支店、姉妹店なども多いので、どこで差が付けられるかな、２号店の良さは何かなって。

どこでもない、２号店が良いってお客様に言ってもらえるように、これからも頑張りたいと思います！