脱毛中に日焼けはダメ!程度と期間はどれくらいなら大丈夫か

公開日:2017/09/26 更新日:2020/04/07

脱毛してムダ毛もなくなってきたから、海やプールで水着を着てリゾートで思いっきり遊ぶぞ!と思っているあなた。もし、まだ脱毛中で完了していない、もしくはこれから脱毛をしようと思っていたのなら、その願いを叶えるコトはできません。

なぜなら、脱毛中は日焼けがNGだからです。脱毛サロンでの光脱毛でも、医療脱毛クリニックでの医療レーザー脱毛でも同じです。

カウンセリングではかなり日焼けに関して注意を促されますし、なかには脱毛サロンや医療脱毛クリニックに行ってから「この日焼け肌では、今日は照射できませんね」と断られてしまうこともあります。

今回は、脱毛する時になぜ日焼けがダメなのか、どの程度なら大丈夫なのか、さらに日焼けしたらどのように対処すればいいのかなど、詳しく説明していきます。

脱毛中の日焼けがダメな理由とは

脱毛サロンや医療脱毛クリニックで脱毛をしようと思い、無料カウンセリングを受けると「脱毛期間中は絶対に日焼けしないでください」と言われます。

その理由は以下の3つです。

  • 脱毛中に痛みを感じやすくなる
  • ヤケドや肌トラブルが起こりやすくなる
  • 脱毛効果が落ちてしまう

それぞれ詳しく説明していきますが、その前に光脱毛や医療レーザー脱毛のメカニズムについて、簡単に説明していきます。

光脱毛と医療レーザー脱毛のメカニズム

脱毛サロンでの「光脱毛」も、医療脱毛クリニックでの「医療レーザー脱毛」も、基本的な脱毛方法は同じよ!

毛の黒い色素(メラニン色素)に反応する光を照射し、その光をメラニン色素により熱エネルギーに変換さます。

変換された熱エネルギーが、毛根の毛包内にある毛母細胞や毛乳頭にダメージを与えることで、毛の生える力を弱めて抑毛していきます。

日焼けがNGな理由とは

日焼けしている肌が黒くなる原因も、ムダ毛の黒い色素と同じメラニン色素です。

太陽光からの紫外線は肌に侵入するのを防ぐため、メラノサイトという細胞からメラニン色素を作り出し、肌を守ろうとします。

本来ならムダ毛だけに反応させたいのに、肌内部に作られたメラニン色素にまで反応してしまうため、脱毛サロンでも医療脱毛クリニックでも、日焼けをしないようにと注意をされるのです。

脱毛と日焼けのメカニズムがわかったところで、日焼けがNGな理由と照らし合わせてみます。

1:脱毛中に痛みを感じやすくなる

日焼けのヒリヒリが治まっている状態でも、肌が日焼け状態であれば、肌内部にメラニン色素が多く作られていることになります。

先述の通り、脱毛機器からの光はメラニン色素に反応します。通常ならムダ毛だけに反応する光が、毛の周辺にできたメラニン色素にまで反応するようになってしまうため、痛みが強く感じられるようになってしまいます。

また、日焼けしている肌の内部は水分が減り、乾燥している状態です。乾燥している肌は少しでの刺激でも敏感になるため、普段なら我慢できるような痛みも、強く感じることが多いです。

2:ヤケドや肌トラブルが起こりやすくなる

日焼けはⅠ度のヤケドに含まれ、皮膚の表皮が損傷している状態です。

そこに、さらに脱毛の光を照射すると、日焼けのためにできてしまった毛の周辺のメラニン色素にまで反応し、肌内部の炎症をひどくします。

それまでは少しヒリヒリとする程度だったのが、冷やさないと我慢できなくなったり、水ぶくれを起こすことになってしまいます。

また、肌内部の乾燥状態もひどくなるため、敏感肌や脂性乾燥肌になってしまったり、シミやシワができやすくなってしまったりという肌トラブルを引き起こします。

3:脱毛効果が落ちてしまう

日焼けをしていなければ、脱毛機器からの光の効果はムダ毛にピンポイントに与えられます。しかし、肌内部にメラニン色素が多い状態では、光の効果が分散されてしまいます。

さらに、ヤケドリスクをさげるために照射パワーを弱められてしまうため、効果が落ちてしまう状態になります。

脱毛後の日焼けもNG

脱毛期間中に日焼けをすると、肌トラブルのリスクが高まります!脱毛が完了するまでは、日焼けをしないように心がけよう。

一度日焼けをしてしまうと、肌内部のメラニン色素が外へ排出されるまでに2~3カ月は必要と言われています。

また、脱毛も毛周期の間隔にあわせて行うため、2~3カ月に1回の周期で行われることがほとんどです。

「脱毛直後なら、海やリゾートに行っても大丈夫♪」と思うかもしれませんが、脱毛後の肌はとってもデリケート!

脱毛後の日焼けで炎症がひどくなり、水ぶくれを伴うヤケドになったり、シミや色素沈着が起こってしまう状態になります。

さらに、次回の予約日までに肌状態が戻らず、照射を断られたり、無理に行なって痛みが強くなったりと、後悔だらけになってしまうこと間違いなしです。

日焼けがダメと大丈夫の境界線を人気脱毛サロンに聞いてみた

海やリゾートなどに行かなくても、普段の生活のなかに日焼けリスクは潜んでいます。気をつけなくては行けない季節と、どの程度であれば照射を断られないかを見ていきます。

4月から10月までは要注意!

気象庁の「月最大UVインデックス(観測値)の時別累年平均値グラフ)で、年間の紫外線の量を比較してみると、紫外線が強くなるのは4月からと分かります。

6~9月の夏場だけでなく、4月から10月ぐらいまでは、紫外線ケアに気をつける必要がありますので、出かける時は注意してください。

また、雨の日などは紫外線がまったくないと思っている人もいますが、大雨の日でも30%、薄曇りの日でも60~80%があるとされています。

そして、紫外線のケアは反射率にも気をつけなくてはいけません。

雪面 80~90%
水面 20~80%
砂浜 10~20%
コンクリート・芝 10%以下

日光を直接浴びていないから大丈夫とか、冬だから安心…ではありません。紫外線対策は1年中必要です。

どの程度なら大丈夫?脱毛サロンや医療脱毛クリニックに問い合わせてみた!

どのくらいの状態を「日焼けしているからNG」としているのでしょうか?

実際に脱毛サロンや医療脱毛クリニックに電話で問い合わせてみました。

どの程度の日焼けなら大丈夫ですか?
キレイモの場合

お肌に触れさせて頂き、熱を持っている状態や、赤くなっている状態の場合はお断りしております。一般的なムダ毛に違い色味まで、茶色い小麦色の肌になっている場合も同様です。

また、施術後2週間は日焼けをしないよう対策をお願いしています。

銀座カラーの場合

何回かサロンに通っていただいておりますお客様の場合、通常よりも色が黒くなっていると判断した場合には、当日の照射をお断りしております。また、お肌へのダメージが残っているときにも、さらなる肌トラブルを起こしてしまいますので、お断りさせていただいております。

施術後1週間は日焼けをしないようにして頂き、太陽が当たる場所では日焼け止めを塗っていただくようにお願いしております。

ミュゼの場合

脱毛箇所が複数ある場合、日焼けしている以外の箇所のみ照射をお受けすることは可能です。もとの色に戻るまでは、お手入れをお休みしていただいております。

うっすらと水着と肌の境い目が分かるような日焼け状態の場合には、まずお客様に「脱毛効果が弱まってしまいますが、どうしますか?」とお伺いするようにしています。これも、肌状態によりますので、当日スタッフと相談して頂ければとおもいます。

ストラッシュの場合

私どものサロンで使用しておりますマシンは、日焼け肌でも金髪でも脱毛をすることができるため、基本的には日焼けした肌でもお受けしております。

ただし、お肌に炎症が残っていたり、以上に乾燥している状態になっていたりなど、お肌のコンディションが悪いと判断した場合には、照射をお断りすることがございます。

アリシアクリニックの場合

基本的には、看護師の目視での判断になりますが、日常生活以上の日焼けをされている場合には、肌トラブルのリスクを高めてしまったり、しっかりとした脱毛効果が得らなかったりするので、施術をお控えいただきますようにお願いをしています。

リゼクリニックの場合

肌の色がまったく違う状態など、明らかに日焼けをしていると判断できる場合には、施術をお断りしています。でも、当日の肌状態によっては、日焼けしている肌でも照射が可能な脱毛機器を置いている場合、照射が可能です。

不安な場合や、日焼けしてしまった場合には、ドクターが日焼け状態を診察いたしますので少し早めにきて頂ければと思います。

湘南美容クリニックの場合

照射の前後2週間は、絶対に日焼けをしないようにお願いしております。2週間以内に、直射日光を1時間以上浴びている方は照射できません。

また、日焼けの確認は医師が目視で行なっています。スキントーン(肌色)が濃い、炎症がある、乾燥状態などと判断した場合は、施術をお断りしております。

明らかに日焼けしたと分かる状態はNG

人気の脱毛サロンや医療脱毛クリニックへ問い合わせてみた結果、通常の肌色よりも濃くなっている場合には、照射を断られてしまうようです。

普段から肌色が濃い人の場合には、通常は隠れている洋服のラインと、露出している肌のラインが分かるようであれば、日焼けをしていると判断されます。

また、肌色は黒くならずに赤くなるという人もいますが、赤くなった状態で行くとほぼ100%照射を断られます。

赤くなっているということは、肌が炎症を起こしているということですので、赤みが引いてから行くようにしてください。

基本的には、日焼け状態は目視で行われ、スタッフにより判断状態が異なります。日焼けしたかなと感じたら、五分五分の確率を求めて行くよりも、予約日を変更し、脱毛の照射を受けないようにすることをおすすめします。

脱毛中の日焼け対策

日焼けは厳禁ですが、外出しないというわけにも行きません。脱毛期間中の効果的な日焼け対策をお伝えします。

露出の少ない服装をする

通常の日差しはもちろん、地面からの照り返しなどでも日焼けをしてしまいます。そのため、極力足や腕が露出しないような服装を選びましょう。

目の詰まった黒い色の衣類や、UVカット(紫外線カット)効果のあるジャケットがおすすめです。

部分脱毛であれば、照射する部位だけ日焼けしないように心がければ良いのですが、全身脱毛をする人は、うっかり日焼けに注意が必要です。

自動車や自転車に乗る人は、グローブなどを着用して手の甲や指が日焼けしないようにしましょう。また、首の後ろもうっかり日焼けが多いので、冷却機能のあるストールなどを活用すれば、日焼け&暑さ対策にもなります。

日傘や帽子など小物を有効活用する

衣類でカバーできない部分は、小物を有効活用しましょう。

先述したストールは、首の後ろの日焼けを帽子してくれます。日傘をさせば、何もない状態に比べて90~95%の紫外線を遮断してくれます。

さらに日傘と肌の距離を30センチにすると、さらに紫外線を40%もカットできるので、なるべく顔の近くに傘があるようにして持つのが効果的です。

帽子の場合は、つばが広いタイプを選ぶようにしてください。一般的に7センチつばがあれば、紫外線を60%カットできるとしています。

衣類と同様に、UVカット機能付きのものを選ぶとさらに効果をアップすることができます。

食べ物でも日焼け対策は可能

日焼けの原因であるメラニン色素は、悪者のようなイメージですが、肌表面を太陽の紫外線から守る働きや、体内の活性酸素からのダメージを緩和させるという働きがあります。

つまり、体内に活性酸素が多くある状態では、メラノサイトはメラニン色素を作り出すことをやめません。

活性化酸素の増加を抑え、抗酸化作用のあるトマト、ブロッコリー、アーモンドなどを食べると、体内から日焼け対策をすることができます。

脱毛中の日焼け止めの選び方

脱毛サロンや医療脱毛クリニックにより、実は日焼け止めに関しての考え方が違います。脱毛前にもしっかり塗ってきて欲しいという場合もあれば、効果が弱まるので脱毛日は使用しないという場合もあります。

日焼け止めの使用に関しては、必ず脱毛サロンや医療脱毛クリニックのスタッフに相談してください。

ここでは、一般的な脱毛前後に使える日焼け止めの選び方をお伝えします。

普段の生活に使用するならSPF20、PA++以下のもの

数値が高くなれば、肌への負担も大きくなります…。上のグラフの数値を目安に、自分にあった日焼け止めを選びましょ♪

日焼け止めには、SPFやPAという数値が記載されています。

SPFは肌を赤くする紫外線B波を防ぐ効果を表す数字で、数値が大きいほど防御力が高くなります。

PAは肌の奥まで届き、シミやシワの原因となる紫外線A波を防ぐ効果を表します。

PA値は数字ではなく、「PA+」~「PA++++」という4段階に分けられ、+の数が多いほど防御力が高まります。

化粧品に関しての安全性や品質を取りまとめている「日本化粧品工業連合会」では、散歩や買い物などを行う場合、SPF20、PA++以下のものを推奨しています。

脱毛前後のウォータープルーフは絶対NG

脱毛の照射を受ける当日に絶対に選んではいけない日焼け止めがあります。それは「ウォータープルーフ」です。

汗に強く、なかなか落ちないというメリットが、脱毛前では落ちにくく、照射の光を遮ってしまい効果を弱めるというデメリットにしかなりません。

また、ウォータープルーフの日焼け止めはクリームタイプやペーストタイプが多く、日焼け止めが毛穴に詰まってしまう状態になります。毛穴に詰まってしまうと脱毛効果が弱まりますし、脱毛後のデリケートな肌に塗布すると、炎症を起こしやすくなります。

日焼け止めは毛穴に詰まりにくい、スプレータイプがリキッドタイプを選ぶようにしてください。

2~3時間おきには塗り直す

せっかく日焼け止めを選んでも、使い方が間違っていては台無しです。量が少なすぎたり、ムラがあったりすると、塗っているはずなのに日焼け対策になっていないということになります。

汗や皮脂。衣類や動作による摩擦で日焼け止めが落ちてしまうので、2~3時間おきに塗りなおすようにしてください。

資生堂の日焼け止めANESSAの公式ホームページによると、部位毎に日焼け止めの正しい塗り方が違うそうです。

以下、抜粋して記載しておきます。
※リキッドタイプのアネッサを使用する場合。容器をよく振ってから使用する

顔への塗り方

1:1円玉硬貨大を手に取り、顔の5カ所(両ほほ・額・鼻・あご)にチョンチョンと置く
2:すみずみまで丁寧に伸ばしてなじませる。塗るときには指全体を使い、大きく手を動かしながら伸ばす
3:もう一度同量を手に取り、同じように塗り重ね付けする

顔への日焼け止めは、重ね付けが基本のようです。

また、髪の生え際、耳、小鼻のわき、眉間、まぶた、フェイスライン、唇は日焼け止めを塗り残しがちです。塗り残しのないようにしっかりと塗ってください。

首への塗り方

1:10円玉硬貨大を手に取り、首の前、横、後ろの4カ所にのせる
2:下から上に向かって丁寧に伸ばしてなじませる。顔と同じく、塗るときには指全体を使い、大きく手を動かしながら伸ばす。

腕や脚への塗り方

1:日焼け止めの容器から直接、肌へ線状にたっぷりと出す
2:手のひら全体を肌にフィットさせ、大きく円を描くようにやさしく広げながら、ムラなくなじませる。

少量ずつ付け足すのではなく、線状にたっぷりと日焼け止めをおき、まんべんなく広げるようにして塗るとムラなく塗ることができます。

手や足の甲と指、ひざやひざの裏は塗り残しが多いです。全身脱毛であれば、甲や指もしっかり脱毛範囲に入っているので、うっかり日焼けをしないようにきちんと塗るようにしてください。

日焼けをしても大丈夫な脱毛サロン

ストラッシュ

ストラッシュ

プラン名 回数 料金
月額制 月額7980円
パックプラン   6回 9万5760円
12回 18万1800円
18回 26万2440円
都度払い 初回2万1980円

ストラッシュでは最新理論のSHR方式を採用しており、日焼け肌や地黒肌の人でも安心して脱毛できます。

一般的な脱毛サロンで採用されているIPL方式は、毛のメラニン色素に反応する光を照射することで、抑毛を促す脱毛方法です。

一方、SHR方式はムダ毛の毛根部分にある発毛の司令塔「バルジ領域」に作用するため、肌のメラニン色素量に関わらず脱毛を受けられるのです!

さらに、SHR方式ではじんわりと弱いエネルギーを照射するため、照射時の痛みはほとんど伴いません

VIOやワキなどの剛毛部分であっても、温かみを感じる程度なので、ストレスなく脱毛を続けられますよ♪

この記事のまとめ

脱毛をしている期間中は、日焼けはNGです。海やリゾートなどで小麦色の肌になることは、この期間中は諦めてください。

せっかく高いお金を払って脱毛に通っているのに、脱毛効果が弱まったり、ヤケドや肌トラブルを起こしてしまったりでは、本末転倒になってしまいます。

日焼けをしてしまうと、日焼けが治まるまでの2~3カ月は、照射ができなくなります。その分、脱毛が完了する期間が伸びてしまうことになり、費用もアップしてしまう可能性が高いです。

しっかりと日焼け対策を行い、日焼け止めを塗り、少しでも日焼けしたと感じたらクールダウンや保湿などのアフターケアを忘れないようにしてください。

この記事を書いた人
シュガー
シュガー
好奇心旺盛な20代前半の小娘です♡『つるはだ』のライターになってから脱毛に興味を持ち、現在は「恋肌」の18回コースで全身脱毛真っ最中!いろいろ体験しているからこそわかる、リアルな体験レポを書いています。