脱毛前の正しい自己処理方法

公開日:2017/08/31 更新日:2019/08/01

脱毛サロンや医療脱毛クリニックで脱毛を行う場合、脱毛の前日までに、脱毛箇所を自分で事前処理しておく必要があります。

ムダ毛処理の手間を省きたいからプロに脱毛してもらうことを選んだのに、自分でシェービングしなければならないのは、ちょっと面倒に思ってしまいますよね。

ですが、この「事前処理をしなければいけない理由」はちゃんとあるんです!

今回は、脱毛の事前シェービング理由や正しい自己処理方法、オススメの脱毛サロンまでポイントをおさえながらご紹介しています。

脱毛をする予定がある方だけでなく、普段のお手入れにも使えるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

脱毛前に処理が必要な理由はやけど防止のため

脱毛サロンの光脱毛と医療脱毛クリニックのレーザー脱毛のどちらも、毛の黒色(メラニン色素)に反応する光を照射し、毛根にある毛乳頭や孟母細胞にダメージを与えることで、新しく毛が生えないようにします。

そのため、皮膚の上にムダ毛が残っている状態では、表面の毛にも光が反応してしまい、脱毛効果が十分に得られない場合があるんです。

それだけでなく、表面の毛に光が反応して、やけどをしてしまうリスクも高くなってしまいます。

脱毛効果をしっかり実感し、肌トラブルを避けるためにも、脱毛前のシェービングは必要です。

全身脱毛をする人は全身ツルツルに処理しよう

全身脱毛をする人は、全身のムダ毛をすべて処理してツルツルにする必要があります。

たとえばVIO脱毛をする場合、ハイジニーナ(パイパン)にするつもりがなくても、1~5回程度は全剃りをするのが通常です。

なぜなら、前剃りをしてから施術を受けた方が、光やレーザーが広範囲でき、脱毛の効果も上がるからなんです。

さらに、これからVIO全体を照射することで、生えてくるムダ毛の毛量も減り、毛質も柔らかくなるメリットもあります。

脱毛前の正しい自己処理方法

用意するもの

  • 顔用電気シェーバー、もしくはI字カミソリ
  • シェービングジェル、もしくはプレシェーブローション
  • 保湿用クリームやジェル
  • ハサミ
  • ティッシュ(電気シェーバーなどの掃除用)

 [1]処理する部分を清潔にする

汗をかいたままの肌や、制汗剤や日焼け止めが付いたままの肌では、処理をした時にできてしまう肌表面の小さな傷からばい菌が入ってしまい、炎症を起こす可能性があります。

自己処理前は、入浴後に行うか、刺激の少ないウェットティッシュや濡らしたタオルで肌の汚れを優しく拭き取ってから行いましょう。

[2]毛を温める

毛と皮膚の表面は、「ケラチン」というたんぱく質でできています。

このケラチンは、温めると柔らかくなる性質があり、処理前に温めて毛を柔らかくしておくと、キレイにシェービングができます。

また、肌の負担も減らすことができるので、処理後の肌トラブルを軽減できるメリットもあるんです。

[3]剃る

剃る前にシェービング用のジェルやクリームを塗りましょう。

アンダーヘアの処理をする場合は、ハサミで毛先を2~3cmほど切り、シェーバーやカミソリが摂りやすくくらいに、長さを整えておきます。

肌に刃をピッタリあて軽くなでるように使う

肌に対して45度程度をキープし、優しく肌をなでるように動かしましょう。

強く押し付けると、刃が肌に触れない設計の顔用シェーバーであっても、肌が傷ついてしまいます。

また、Iラインなど、自分の目で確認しながら処理ができない部分は、鏡を使ってうまくシェービングを進めるとやりやすいです。

毛の流れに沿うように動かす

毛流れに沿って、シェーバーを動かしながら処理をしきます。

毛の流れに逆らって動かす「逆剃り」は、毛穴を塗りやり広げてしまったり、肌を傷つけたりする原因になってしまうのでNGです。

毛量が多く、処理しきれない場合を除いて、逆剃りは極力おこなわないようにしましょう。

皮膚は平らに伸ばす

皮膚がたるんでいたり、湾曲したりしたままの状態で使用すると、傷つけてしまうリスクが高くなるので要注意です。

肌には凹凸があるため、皮膚を手でひっぱり平らにし、毛を立たせて処理しましょう。

このとき、フェイス用シェーバーを動かす向きと反対方向に皮膚を引っ張ると、キレイに剃ることができます。

ヒジ、ヒザなどの関節部分は、腕や脚を伸ばした状態では皮膚がたるんでしまうので、関節部分を折り曲げたり、反対の手を利用してたるみを伸ばしたりしながら、皮膚が平らになるようにすると剃りやすいです。

へそ周りは凸凹していることが多いので、皮膚を伸ばし、平らにしながら、へそに向かって少しずつ処理しましょう。

刃についた毛はこまめに拭き取る

処理中は、刃についたムダ毛やシェービングクリームを、こまめにティッシュなどでふき取りましょう。

これは、刃に毛やクリームが付いたままでは切れ味も悪くなってしまうためです。

1カ所処理するたびに汚れをふき取るようにしてください。

背中の産毛用のボディタオルがある

背中が毛が届かない人は、誰かに処理をお願いするか、産毛用のナイロンタオルが販売されているので、それを試してしましょう。

ただ、多くのサロン、クリニックでは、背中のシェービングを行ってくれるので、事前に確認しておくと良いですよ。

[4]保湿する

刃を肌に直接触れさせないとはいえ、シェービングによる肌への負担はかかっています。

処理後の肌は乾燥しやすく敏感肌になっているので、化粧水や保湿用のクリームでしっかりと保湿をし、肌トラブルを防ぎましょう。

また、カミソリで剃った場合は、カミソリ負けを引き起こす可能性もありますので、保湿はとくに念入りに行ってください。

脱毛前の自己処理は1~2日前がベスト

脱毛をする当日や、脱毛サロンの予約時間直前に処理をする人がいますが、それはおすすめできません。

なぜなら、ムダ毛ケアをした後の肌は、シェーバーの刺激で普段より敏感肌になっているからです。

その肌状態で光やレーザーを照射してしまうと、肌に多大な負担をかけることになります。

また、自己処理による赤みや肌トラブルが起こってしまった場合は、施術を断られてしまう可能性もあるのです。

脱毛サロンや医療クリニックで脱毛の効果を最大限に引き出すためには、皮膚の表面にムダ毛がまったくないツルツルの状態よりも、0.1~0.2ミリ程度毛が伸びている方が良いです。

ムダ毛がほんの少しだけ伸びていることで、メラニン色素に光がより多く集められ、脱毛効果がアップします。

リスクを避け、効果的な脱毛をするためにも、2日前から前日の夜までに自己処理を済ませておきましょう。

「剃る」以外の処理は全部NG

脱毛前や脱毛中の自己処理では「剃る」以外の処理方法はNGです。

脱毛中のNGな自己処理方法として、電気シェーバーのほかに、毛抜き、ブラジリアンワックス、脱毛テープ、除毛クリームなどがありますが、脱毛前や脱毛中はそれらによる処理は控えてください。

毛抜き・ワックス脱毛・脱毛テープがNGな理由

毛穴から毛根ごとムダ毛を引き抜く、毛抜き、ワックス脱毛、脱毛テープはNGです。

その理由は、脱毛の光は毛の黒い色素に反応するので、毛根部分に毛が残っていないと脱毛効果が十分に得られなくなってしまうからなのです。

除毛クリームがNGな理由

除毛クリームには、毛を溶かす成分が含まれており、いくら肌に優しいとうたっている商品でも、脱毛施術前の肌には刺激となってしまいます。

少しの刺激で赤みや痒みなどの肌トラブルを引き起こし、施術が受けられなくなる可能性もあるので避けた方が無難です。

脱毛中に「剃る」以外がNGな理由

毛は一定の周期で生え変わっており、この周期のことを「毛周期」と呼びます。

脱毛の光やレーザーは、毛周期の中でも、毛が伸びる時期「成長期」の毛にしか効果を発揮できません。

そのため、毛抜きなどで毛を抜いてしまうと、毛周期が崩れてしまい、脱毛に通うペースと毛周期がズレてしまいます。

すると、脱毛が長期化し、そのだけ料金もかかってしまうんです。

脱毛サロンや医療クリニックに通うのなら、しっかり効果を出すためにも、自己処理の仕方には十分注意しましょう。

シェービングサポートのある脱毛サロン

脱毛前にはキレイに自己処理をしておかないと、効果が十分に発揮されなかったり、やけどしたりする恐れがあることがわかりました。

しかし、「自分できちんと自己処理ができるか不安…」という人は、シェービングサービス料金が無料の脱毛サロンを選ぶと安心です。

銀座カラー

日本でも屈指の高級繁華街の名前を持つ銀座カラーでは、電気シェーバーを持参すれば、手の届きにくい襟足・背中・ヒップ・ヒップ奥の4箇所に限り、無料のシェービングサポートが受けられます

ただし、その他の部位に関しては避けて照射することになるため、前日までに自己処理を済ませておきましょう。

→銀座カラーの詳細はこちら

キレイモ

全身脱毛専門&女性専用サロンとして人気のキレイモでは、回数制パックプランの場合、手の届きにくい部位に限り、無料のシェービングサービスがあります

月額プランでシェービングをお願いする場合は、別途1000円のシェービング代が必要になりますので注意しましょう。

→キレイモの詳細はこちら

この記事のまとめ

脱毛前のシェービングが必要な理由は、「光やレーザーがメラニン色素に反応してやけどを起こしてしまわないようにすることと」、「脱毛を効果的に行うため」の2つがあげられます。

シェービングは、刃が肌に直接触れない電気シェーバーがおすすめです。

間違った自己処理は、色素沈着や埋没毛の原因となることもあります。

埋没毛が炎症を起こすと、毛嚢炎となる可能性もあり、脱毛効果が十分に得られないどころか、肌がボロボロになりかねません。

ムダ毛の自己処理に関しては、自分の手では届きにくくシェービングが難しい部分があります。そのため、サロン選びは「シェービングサービスを受けられるかどうか」も重要なポイントです。

正しいシェービング方法とあなたに合った脱毛サロン、クリニックを見つけ、美肌への一歩を踏み出してくださいね!

この記事を書いた人
シュガー
シュガー
好奇心旺盛な20代前半の小娘です♡『つるはだ』のライターになってから脱毛に興味を持ち、現在は「恋肌」の18回コースで全身脱毛真っ最中!いろいろ体験しているからこそわかる、リアルな体験レポを書いています。