家庭用脱毛器で永久脱毛はできる?

公開日:2019/07/09 更新日:2019/07/09

家庭用脱毛器は自宅で手軽に脱毛できると人気の商品ですが、医療脱毛クリニックの医療レーザー脱毛に比べると効果が無さそうな印象ですよね。

実際、手軽に使用できる家庭用脱毛器を購入するか、効果の高そうな医療脱毛クリニックに通うか、悩んでいる女性も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、家庭用脱毛器の効果はどの程度なのか、家庭用脱毛器で永久脱毛はできるのかについて徹底的にリサーチしてみました♪

「自宅で手軽に永久脱毛がしたい!」と考えている女性は、おすすめの家庭用脱毛器と体験談も紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。

家庭用脱毛器を使うと永久脱毛できるの?

家庭用脱毛器では永久脱毛はできない

結論からお伝えすると、自宅でカンタンに脱毛できる家庭用脱毛器を使っても、残念ながら永久脱毛はできません。

永久脱毛と呼べるだけの脱毛効果を発揮するためには、「毛乳頭」や「毛母細胞」とよばれる皮膚内部の発毛組織を破壊する必要があります。

しかし、“発毛組織を破壊する行為”は医師法で定められた正式な医療行為なので、医師のもとでしか行うことはできません。

つまり、家庭用脱毛器はもちろん、脱毛サロンの光脱毛でも永久脱毛の効果は得られないという訳です!

そもそも永久脱毛の定義とは?

  • 脱毛施術1カ月たった後の毛の再生率が施術を行う前の20%以下の状況を指す。(AEA)
  • 施術3回をおこなった6カ月後に67%以上の毛が減っている(FDA)

日本には永久脱毛に関する法律や法令がなく、上記2つのアメリカ政府の脱毛の定義を参考にしています。

脱毛から1カ月後に再び毛が生えてきたとしても、再生の度合いによっては永久脱毛と呼べるのです。

つまり、永久脱毛は絶対に毛が生えないということを保証するものではありません。

2種類の永久脱毛は医療脱毛クリニックでできる

ニードル脱毛(針脱毛)  医療レーザー脱毛 
ニードル脱毛   
毛穴に針を差し込んで電流を流し、毛を育成する毛乳頭を破壊する。毛を1本ずつ処理するので脱毛効果は高いが、施術時に強い痛みを伴うといわれている。  皮膚正面にレーザーを照射して、毛根にある毛を作り出す細胞を破壊することで、毛の成長を抑制させる。5~8回程度繰り返し照射することで効果を実感する。 

永久脱毛の種類は、「ニードル脱毛」と「医療レーザー脱毛」の2種類があります。

毛穴1つ1つを処理するニードル脱毛は、ムダ毛を確実に処理することができ、眉毛やVラインなどデザインにこだわりたい箇所におすすめです。

さらに、メラニン色素(黒色の色素)に反応しないため、褐色肌の人や色素沈着が多い箇所にも対応しています。

光を照射する医療レーザー脱毛は、広範囲を一気に処理できるので、背中や足などの範囲が広い部位や全身脱毛におすすめです。

ただし、多くのマシンではメラニン色素に反応する特殊な光を使用しているため、褐色肌の人や色素沈着が多い部位は施術を断られることもあります。

永久脱毛は医療行為なので、「どうしても永久脱毛をしたい!」という人は、医療脱毛クリニックに通いましょう。

家庭用脱毛器の種類と特徴

光脱毛(フラッシュ式)

ほとんどの家庭用脱毛器が光脱毛を採用しており、脱毛サロンで行われている脱毛方法と同じです。

脱毛の仕組みはレーザー脱毛と似ていますが、医療レーザー脱毛よりも光の出力は弱いため、効果の実感度合いも医療レーザー脱毛より劣ります。

しかし、医療レーザー脱毛よりも照射面積が広いので、一度に広範囲を照射することができます。

ケノン

価格  6万4630円 
脱毛方法  フラッシュ式 
照射面積  9.25㎠ 
出力調整  10段階 

※税抜価格

「ケノン」は日本製の光脱毛器なので、安心・安全に使い続けることができます。

肌の弱さに合わせて出力を10段階まで調整できたり、誤照射をしないように肌を認識するセンサーを搭載していたり、安全面に細心の注意を払っている家庭用脱毛器です。

さらに、家庭用脱毛器のなかでも照射面積が最大9.25㎠と広いので、短時間で広範囲のムダ毛に照射することができます。

「ケノン」はカートリッジ式を採用しているので、カートリッジを付け替えることによって、家族や友人と共有しても衛生的に使用できます!

レーザー式

医療脱毛クリニックでも扱われており、光脱毛よりも出力パワーが高く、高い脱毛効果に期待できます。

ただし、家庭用のレーザー脱毛器は医療機関で使われるものより出力が抑えられているため、効果は高いものの永久脱毛には効果が期待できません。

フラッシュ式に比べると照射範囲が狭く、処理に時間がかかるものの、ピンポイントで高い効果を得られるのが特徴です。

トリア

価格  5万円 
脱毛方法  レーザー式
照射面積  0.78㎠ 
出力調整  5段階 

※税抜価格

「トリア」は唯一の家庭用レーザー脱毛器といわれており、医療レーザー脱毛と同じダイオードレーザーの技術を搭載した家庭用脱毛器です。

アメリカのFDA(医療機器)認証を受けており、自宅で安全にレーザー脱毛を受けることができます。

照射面積が狭いことにより集中的に照射できるので、太く濃い毛が密集して生えているワキやVラインの処理におすすめです。

サーミコン式

サーミコン式とは脱毛器から発せられる熱線が毛に接触し、毛をカットする脱毛方法です。

だんだん毛が生えてこなくなる「脱毛」ではなく、ムダ毛を除く「除毛」という表現が適切です。

熱で処理するのでやけどの不安もあるかもしれませんが、皮膚に熱線が触れない構造で熱さや痛みを感じることはありません。

ノーノーヘア

価格  2万8381円
脱毛方法  サーミコン式 

※税抜価格

「ノーノーヘア」は熱線でムダ毛を処理する機械なので、「ケノン」や「トリア」のような脱毛効果には期待できません。

カミソリでムダ毛を処理すると毛の断面がカットされてチクチクしますが、「ノーノーヘア」は毛先を丸くカットしてくれるため、スベスベとした滑らかな肌触りになります。

皮膚に熱線が触れない構造になっているため、カミソリや毛抜きよりも肌に負担をかけずに毛を処理できます。

医療レーザー脱毛を採用したトリアを使ってみた

つるはだ編集部が実際に医療レーザーを使用した家庭用脱毛器「トリア」を使ってみたわ。

フラッシュ式やサーミコン式が主流である家庭用脱毛器ですが、「トリア」は唯一自宅でレーザー脱毛ができる家庭用レーザー脱毛器です。

家庭用レーザー脱毛器とはいっても、一体どの程度の脱毛効果を実感できるのか気になりますよね!

そこで、家庭用レーザー脱毛器の実力を検証すべく、実際に私がトリアを購入して使ってみました♪

つるはだ編集部の体験談

つるはだ編集部が実際にトリアを購入して使ってみました。

すっぽりとはずれるカバー型の箱にトリアが入っていました。

丸いフォルムがおしゃれで、持ち手がしっかりと手に馴染みます!

照射範囲は直径1センチほどとかなり狭いので、照射漏れがないように細かく照射する必要があります。

トリアは紫色のボタン1つで操作できるシンプルな家庭用脱毛器です。

電源のON/OFFだけでなく、5段階の照射出力レベルの調整もボタンでおこないます。

写真でみるとレーザーが明るく見えますが、目が痛くなるほどまぶしくはないので、照射箇所をしっかり確認しながら照射できます。

表面積の広い太ももに照射してみたところ、トリアは照射面積が狭いため、片足につき約30分かかってしまいました。

最初はレベル1から、徐々にレベルを上げて照射したので痛みは感じませんでした。

しかし、ワキなどの剛毛な箇所はレベル1でもチクっとした痛みがあり、個人的にレベル5の痛みには耐えられませんでした…。

トリアの特徴

  1. ダイオードレーザー搭載
  2. アメリカのFDAの認可を受けた安全な脱毛器
  3. 効果が出やすい分痛い

1:ダイオードレーザー搭載

トリアでは米国FDA認可を受けているダイオードレーザーを搭載しており、少ない痛みで高い効果に期待することが可能です。

さまざまな波長をもった光がバラバラの方向に向かう光脱毛に対して、レーザー脱毛はまっすぐな光線がピンポイントに毛根に届くので、より光が毛根まで届きやすくなります。

家庭用レーザー脱毛器は医療脱毛クリニックより出力は低いですが、照射を続けていくうちにムダ毛が少なくなっていきます。

2:アメリカのFDAの認可を受けた安全な脱毛器

トリアは、日本では厚生労働省にあたるアメリカの公的機関・FDAで認可を受けているため、安全性と機能性はお墨付きです。

アメリカでは医療機器として販売されているプロ仕様のもので、世界中の多くの女性に愛されています。

出力調整も5段階に分かれており、皮膚への安全性にも配慮した設計になっています。

3:効果が出やすい分、痛みを感じる

家庭用レーザー脱毛器は、フラッシュ式脱毛器と比べて効果が高い分、痛みを伴いやすいといわれています。

特に剛毛な部分は激しい痛みを感じることがあるため、低いレベルから照射をはじめて少しずつ照射レベルを上げていきましょう。

また、照射時の痛みを抑えるためにも、肌の潤いを保てるように保湿を徹底し、照射時には保冷剤などで事前に肌を冷やすことが大切です。

フラッシュVSレーザー!口コミ調査

脱毛効果を比較するため、フラッシュ式とレーザー式脱毛器の口コミを調査してみました!
サーミコン式は脱毛器ではなく除毛できる機械だから、口コミの調査からは除外したわよ。

フラッシュ式脱毛器

いい口コミ

フラッシュ式は範囲も広く、毛が薄めの所は一瞬で消滅したので正直びっくりです!レーザーのようにチクッと痛みがあるかと思いましたが、レベル5くらいにしても全然痛みが無かったので安心です。
前にエステの仕事していたのですが、エステのフラッシュ式脱毛器とほとんど変わりません! むしろ、ジェルとか使わずに済むからかなりお得だね!
レベル10で照射していますが、しっかり効果があります。 サロンと同様に、照射した部分の毛は数日すると抜けてくるし、次に生える毛の量や速度にも効果を実感できています。 ちゃんとケアすれば、サロンとの仕上がりの違いなんてほとんどないんじゃないかな、と。

「脱毛サロンと比較してもほぼ変わらない!」と、家庭用脱毛器でも脱毛サロン並みの脱毛効果を実感できることがわかりました。

また、予約など煩わしい手間もなく、自分の好きなタイミングで脱毛できることが魅力です。

イマイチな口コミ

じわっと熱を感じる時がありますが、1週間経っても全く毛が抜けません。初めは出力弱めにしていたので、そのせいかと思いましたが、レベル9で照射しても抜けません。 かなり出力が弱いのかもしれません。 使い続ける内に効果が見えてくるといいのですが…。
完全に生えなくなってはいませんが、確かに効果はあります。生える毛の量がかなり少なくなりました。 しかし、同時に足や腕に蕁麻疹が出るようになりました。

イマイチな口コミの中には効果が目に見えて実感できないという声もありました。

また、肌が弱い人のなかには、赤みやかゆみなどの肌トラブルを起こした人もいるため、肌が弱い人は低いレベルから無理のないように照射しましょう。

レーザー式脱毛器

いい口コミ

4回目と5回目は麻酔クリームを使ってレベル5で打ちました。なんで最初から使わなかったんだろう…と思うほど無痛でしたので、バンバン打ちまくれた結果太い毛は出てこなくなりました。
最初に効果を感じたのは脇。伸びるスピードが遅くなってするりと抜けてしまいました。脚にも同様の効果が見られ生えてこないところもあります。 Vは照射のあと、軽く引っ張っただけで抵抗なく抜けたり生えてこなくなったりしています。
最初はレベル1でもかなり痛かったのですが何度も使っていくうちに慣れます。 週2回ぐらいのペースで使っていたら気付いた頃には毛が生えなくなっているところがありました。 まだ2カ月ぐらいなので根気よく長い目で見て使っていけば確実になくなると思います。

脱毛効果はかなり高く、「2カ月程度でも毛がまばらに生えるようになった」という口コミもありました。

家庭用レーザー脱毛器は痛みが伴いやすいため、麻酔クリームを使用して照射をしている人もいるようです。

イマイチな口コミ

まばらに生えている上、照射部分が小さすぎて、きちんと照射できているかわかりにくいです。痛みでようやくわかる程度です。毛も細いのであまり効果ないみたいです。
「強めの方が、効き目がある」と聞いて頑張ってレベル5まで!!と思っていましたが、腕や足はレベル3、脇や鼻下はレベル2でもうつらかったです…。 保冷剤で冷やしながらやると、熱い針でチクッとする位なので痛み自体は我慢出来るのですが、剃り残しで痛みがあると手がびくっと動いてしまいエラーになってやり直し。とにかく根気が必要です…(笑)。

イマイチな口コミをリサーチした結果、「照射時に痛みを伴う」という声が目立ちました。

特にワキなどの剛毛な部分に使う際は、低い照射レベルから徐々にレベルを上げるなどの工夫が必要です。

効果を実感できる回数と期間

回数と期間

  回数  期間 
顔  6回  6カ月 
足  6回  6カ月 
ワキ  5回  5カ月 
VIO  5回  5カ月 
腕  6回  6カ月 

脱毛器や個人差によって違いはありますが、効果を実感するまでの回数を表にまとめました。

早ければ1、2回で少しずつ毛が抜けることもありますが、剛毛な部分は5~6回ほどで少しずつ効果を実感することがわかりました。

また、産毛はもともと毛が薄く効果が実感しづらいため、根気よく照射することが大切です。

毛は再生するってホント?

「家庭用脱毛器を使って毛が生えてこなくなった!」という口コミを見かけることもありますよね。

しかし、家庭用脱毛器は永久脱毛ではないため、脱毛完了後も産毛程度の毛は再生することがあります。

ところが、継続して照射することでキレイな状態をキープできるので、生涯ツルツル肌を持続させたい人は定期的に家庭用脱毛器を使用しましょう。

永久脱毛ができなくても家庭用脱毛器を選ぶメリット

永久脱毛ができなくても、家庭用脱毛器にはさまざまなメリットがあります。

自宅で手軽にできる

脱毛サロンや医療脱毛クリニックは、脱毛を受ける度に予約をする必要があります。

なかには予約が取りづらいサロンも多く、脱毛できないまま3カ月以上経ってしまうことも少なくありません。

家庭用脱毛器を購入すれば、自宅でいつでも使用することができ、空いた時間で手軽に脱毛できます。

生理不順な人、急に予定が入りがちな人でも、自分のペースで脱毛を続けられますよ♪

2週間に1回のペースでケアできる

ほとんどの脱毛サロンや医療脱毛クリニックでは、2カ月に1回の間隔で脱毛することを推奨されます。

家庭用脱毛器は、2週間ごとに好きなタイミングで脱毛することができるので、照射出力が低くても脱毛サロンより早く脱毛卒業できます。

「夏までにキレイになりたい!」「周りの子よりもはやく脱毛卒業したい!」という人は、家庭用脱毛器でこまめに処理すると良いでしょう!

脱毛にかかる費用をおさえられる

脱毛器というと大きくて高そうというイメージがあるかもしれませんが、意外にも5~10万円台で購入できます。

脱毛サロンや医療脱毛クリニックで脱毛する場合は30~50万円ほどかかるので、3倍くらい安く脱毛することが出来ます。

また初期費用が安いので、まとまったお金が無い人、お小遣いの範囲でキレイになりたい人でも安心して購入できます。

永久脱毛したいなら医療脱毛クリニックのレーザー脱毛

冒頭でもお伝えしたように、永久脱毛は医療行為なので医療脱毛クリニックでしかおこなうことができません。

どうしても永久脱毛したい場合は、医療脱毛クリニックに通って医療レーザー脱毛を受ける必要があります。

医療レーザー脱毛は出力パワーが高いため、永久脱毛効果に期待できるだけでなく、効果が出やすいので短期間で終了します。

また、医療脱毛クリニックには医師が常駐しており、診察で肌状態を確認してもらえるので安心です。

レジーナクリニック

コース  料金 
全身脱毛ライト(顔、VIO除く)  総額18万9000円
(月額6300円) 
全身脱毛ゴールド(顔除く)  総額27万3000円 
全身脱毛プラチナ  総額36万9000円 

レジーナクリニックは薬事承認取得の医療脱毛器で、1.5カ月おきに脱毛ができるので最短8カ月で全身脱毛を卒業することが可能です。

レジーナクリニックが導入している脱毛機は、ソプラノアイスプラチナムとジェントルレーズプロの2種類。

いずれも痛みが少ない蓄熱式の脱毛器を採用しているので、痛みに不安がある人も安心して脱毛できます。

アリシアクリニック

コース  料金 
全身脱毛セット8回(顔除く)  月額8426円
(総額42万2112円) 
全身脱毛し放題(顔除く)  月額1万741円
(総額53万1852円) 

アリシアクリニックは、ライトシェア・デュエットという痛みが感じにくく、肌への負担が少ない機械でスピーディーに照射をおこないます。

さらに照射後のクリームなどアフターケアにも力を入れているので、ツルツルな肌をめざすことができます。

すべての院がターミナル駅に展開されているので、通院も便利です。

この記事のまとめ

家庭用脱毛器で永久脱毛をすることはできませんが、自宅での処理を続けていけば生涯ツルツル肌をキープできます。

一度脱毛が完了すれば産毛はごくまれに生えてくる程度なので、脱毛前のような剛毛になることもありません。

また、家庭用脱毛器は自分のペースで脱毛できるので、予約が取れないといった脱毛サロン特有の悩みを解決してくれます。

「どうしても永久脱毛がしたい!」という人は、医療脱毛クリニックでの医療レーザー脱毛、またはニードル脱毛を検討してみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人
シュガー
シュガー
好奇心旺盛な20代前半の小娘です♡『つるはだ』のライターになってから脱毛に興味を持ち、現在は「恋肌」の18回コースで全身脱毛真っ最中!いろいろ体験しているからこそわかる、リアルな体験レポを書いています。