顔の産毛の正しい自己処理について
腕や脚などのムダ毛と比べて、顔の産毛は細くて目立たないので、処理を忘れてしまいがちという方も少なくないかと思います。
ですが、顔の産毛はしっかり手入れすることで、化粧のりが良くなって化粧水が浸透しやすくなる、肌がワントーン明るく見えるようになるなど、うれしい効果がたくさんあるんです!
ですが、顔の産毛を普段手入れしていないと、カミソリで剃れば良いのか、電気シェーバーで剃れば良いのか、正しい処理方法がわからず悩んでしまいますよね。
そこで今回は、顔の産毛を正しく自己処理するためのポイントや注意点、おすすめケアグッズをご紹介しています。
顔の産毛処理のメリット・デメリットもまとめていますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
顔の産毛をキレイにする自己処理方法
顔は皮膚が薄くデリケートな部分のため、鏡を見ながら丁寧に処理を行いましょう。
また、顔の産毛をキレイにする自己処理方法は、脱毛の事前シェービングにも役立ちますので、脱毛を検討している方もしっかり確認しておいてくださいね。
- 蒸しタオル
- シェービングクリーム(乳液でも可)
- 女性フェイス用電気シェーバー
- ティッシュペーパー
- 保湿剤
[1]蒸しタオルで毛を柔らかくする
毛と皮膚の表面は、“ケラチン”というたんぱく質でできています。
このケラチンは、温めると柔らかくなる性質があり、毛を柔らかくしておくとキレイにシェービングすることができ、肌への負担も減らすことができるので、処理前に蒸しタオルで肌を温めておきましょう。
入浴後の体がまだ温かい状態であれば、蒸しタオルはなくてもOKです。
[2]シェービングクリームで肌の滑りを良くする
シェーバー用クリームやジェルを使用し、滑りを良くすることで、肌の表面を傷つけにくくなります。
乳液やワセリンでも代用できますが、塗布するときは肌に塗りこむのではなく、毛を逆立てるイメージで塗りましょう。
シェービングフォームは、泡で肌が見えづらくなり、肌を傷つけてしまう恐れがあるのでおすすめしません。
[3]剃る方向に注意しながら産毛を処理する
【額・眉毛】 額は上から下に向かって剃ります。 生え際ギリギリまで剃ると不自然になりやすいので、生え際は1センチ程度残しましょう。 眉毛は毛が太いので、毛の流れに逆らって剃るとキレイに仕上がります。 |
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【こめかみ・頬】 こめかみと頬は、髪の毛の生え際から1センチ程度残して剃ると仕上りがキレイです。 頬骨は内側から外側に受かって剃り、頬骨から下部分は上から下に向かって剃りましょう。 |
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【鼻・口周り】 鼻筋・鼻下・顎は上から下に向けて剃ると、キレイに処理することができます。 小鼻は鼻の丸みに合わせて、丁寧にゆっくり剃ります。 口角付近の毛は、外側から内側に向かって処理しましょう。 |
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【フェイスライン】 もみあげは剃りすぎると不自然になるので、髪の生え際から1センチ程度残して上から下に向かって剃りましょう。 |
[4]洗顔しアフターケアをする
シェービング後は、水またはぬるま湯で顔についたムダ毛を洗い流し、タオルで水分を優しく拭き取ります。
自己処理後の肌は敏感で、ささいな刺激も受けやすくなっているので、洗顔料の使用は避けましょう。
また、洗顔した後は、乾燥を防ぐためにしっかりスキンケアを行います。
ケアアイテムは普段使用している化粧品でOKです。化粧水は肌へ叩き込むのではなく、肌に浸透させるよう優しく保湿してあげましょう。
剃るときのコツ
皮膚を手でひっぱり平らにする
肌には凹凸があるため、皮膚を手でひっぱり平らにし、産毛を立たせて処理しましょう。
このとき、フェイス用電動シェーバーを動かす向きと反対方向に皮膚を引っ張るとキレイに剃ることができます。
あごの裏部分は、喉元からあご先に向かって剃るようにしてください。
こまめにティッシュペーパーで拭き取る
顔の産毛を処理する際は、ティッシュペーパーでこまめにシェービングクリームや剃った毛を抜き取りましょう。
これは、シェービングクリームや毛が刃に付着すると剃りにくくなるのを防ぐためです。
何度も同じところを剃らない
電気シェーバーが肌に直接刃が当たらないとはいえ、自己処理による肌への負担は少なくありません。
そのため、何度も同じところを剃ってしまうと、それだけ肌に刺激を与えることになり、肌トラブルを引き起こす場合もあります。
同じところは何度も処理せず、なるべく1~2回で剃るように心がけましょう。
おすすめの電気シェーバー
顔の産毛処理の欠かせない、おすすめの電気シェーバーをまとめました!
料金や魅力、特徴などの商品情報をまとめていますので、電気シェーバー選びの参考にしてみてくださいね。
フェイスシェーバー フェリエ
※画像:amazon
料金 | 3450円 |
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重量 | 約20g |
電池 | 単4形感乾電池1本 |
フェリスシェーバーは、肌に負担をかけない丸い刃先なので、自己処理時に顔を傷付けてしまう心配がありません。細かい部分も処理できるので、眉用としても使えます。
厚みが0.12mmとかなり薄い刃ではありますが、石鹸やクリームなしで剃れるほど、切れ味抜群です。
刃はステンレス製で長持ちするので、1本買えば長期間使うことができますよ。経済的な電気シェーバーをお探しの方にもおすすめです。
Vellope 眉毛シェーバー
※画像:amazon
料金 | 2199円 |
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重量 | 単4形乾電池1本 |
Vellopeは、コンパクトなサイズ感と簡単な操作が魅力です。
水洗い可能なので、ムダ毛を処理した後、シェービングクリームやムダ毛をしっかり落とすことができ、清潔に保つことができます。
なにより、1本2,000円ちょっとというコスパの良さもうれしいポイントですね!
顔の産毛を処理するメリット・デメリット
メリット
顔のうぶ毛を処理することで、以下のようなメリットが得られます。
肌がワントーン明るくなる
日本人は肌の色は明るいのに毛の色は黒い人が多く、顔の産毛によって顔のトーンが暗くなってしまうことが多いです。
顔の産毛を処理することにより、顔を薄く全体的に覆っていた黒い毛がなくなるので、肌がワントーン明るくなり、透明感も出て、より若々しく見えるようになります。
化粧ノリが良くなる
産毛があると、ファンデーションが毛に付着してしまうため、肌へ直接ファンデーションが密着しづらい状態です。化粧のりが悪くなり、化粧崩れもしやすくなってしまいます。
顔の産毛をしっかり処理すれば、肌の表面が平らになるため、ファンデーションがフィットしやすくなり、より美しくメイクができるようになるんです。
化粧水の浸透率が高まる
顔の産毛は、外部からの刺激から肌を守るためのバリア機能を果たしており、化粧水や美容液などのスキンケア化粧品も産毛にはじかれてしまいます。
そこで産毛を処理すれば、スキンケア化粧品が肌に浸透しやすく、おのずと美肌効果もUPするんです。
また、浸透率がUPすることで少量の化粧水で十分に保湿ができるようにあるため、化粧水の節約にもなります。
ニキビができにくくなる
毛穴に皮脂や汚れが詰まると、そこにアクネ菌という雑菌が繁殖してニキビができてしまいます。
実は、このニキビの素となる皮脂や汚れや産毛に溜まりやすいので、しっかり産毛を処理することで、ニキビが発生を防ぐことができるんです。
お肌の乾燥を防ぐ
顔の産毛を剃ると、産毛だけでなく古い角質も一緒に除去することができるので、栄養吸収率が良くなります。
すると、普段行き届かなかった保湿剤も、角質や産毛に邪魔されず、しっかり肌の深部まで届くので、乾燥や敏感肌を防ぐことに繋がるんです。
デメリット
顔の産毛を剃ることには、以下のようなデメリットもあります。
紫外線のダメージを受けやすくなる
顔の産毛は、美肌の天敵である紫外線から肌を守るための重要な役目も果たしています。
しかし、産毛を剃ってしまうと、ガードするものがなくなってしまうため、紫外線のダメージを受けやすくなってしまうんです。
紫外線の影響で活性酸素が発生すると、シミやしわが増え、肌の老化が進んでしまいます。
乾燥する
肌の乾燥は、深く大きなしわやしみ、くすみなど、さまざまな肌トラブルを引き起こします。
これらは、肌の水分が蒸発し、潤いがなくなることが原因です。
このとき、顔の産毛があれば、水分の蒸発スピードをゆるやかにしてくれるのですが、処理してしまうと、顔がより乾燥しやすくなってしまいます。
このように、顔の産毛を剃ると化粧水の浸透力が上がり、スキンケアがしやすくなるメリットがある一方で、乾燥肌になりやすくなるデメリットもあるんです。
産毛を処理するのなら、毎日しっかりと肌ケアしていくことが必須になります。
肌のバリア機能が低下してしまう
顔の産毛は、紫外線ダメージや水分の蒸発を抑制するだけでなく、外部のあらゆる刺激から肌を守る役割があります。
たとえば、ホコリや花粉などから、肌を守り刺激を軽減しているのです。
そのため、外部からの刺激のクッションの役割をしてくれていた産毛がなくなると、直接肌にダメージを与えるようになってしまいます。
電気シェーバー以外の処理方法
脱毛サロン・医療脱毛クリニック
脱毛サロンの光脱毛(フラッシュ脱毛)も、医療脱毛クリニックの医療レーザー脱毛も、毛のメラニン色素(黒い色素)に反応尾する特殊な光を照射することで脱毛します。
ですが、脱毛方法が一緒でも、施術効果には大きな違いがあるんです。
脱毛サロンと医療脱毛クリニックでは、施術時の照射パワーの強さが異なります。
脱毛サロンの方が照射パワーは弱く、施術時の痛みは少なめですが、脱毛効果を実感できるまでには時間がかかります。
一方、医療脱毛クリニックは、医師免許を持った医師が施術を行うことから、使用できる照射パワーが強いため、痛みが強いですが、短期間で脱毛を完了することが可能です。
顔の産毛をツルツルにしたい人や、何度も自己処理をするのがめんどうな人は医療脱毛を、時間がかかっても費用や痛みを抑えたい方は、脱毛サロンをおすすめします。
メリット |
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・自己処理の手間が省ける ・アフターケアが充実 |
デメリット |
・毛質や肌質によっては照射を断られる ・脱毛が完了するまで時間がかかる ・料金が高い ・痛みを伴う |
ブラジリアンワックス
ブラジリアンワックス脱毛は、ムダ毛と脱毛用ワックスを密着させた後に、勢いよく剥がして毛根ごと毛を引き抜く処理方法です。
脱毛に使用するワックスには、広範囲用の「ソフトワックス」と細かい部位用の「ハードワックス」の2種類あり、顔の産毛を処理するにはハードワックスをおすすめしています。
ブラジリアンワックス脱毛を行えば、顔の産毛を一気に処理することができ、2週間程度処理が不要になります。また、ムダ毛を処理しつつピーリング効果も期待できるため、一石二鳥です。
しかし、ブラジリアンワックス脱毛は痛みを伴いやすく、肌への負担もかかるため、処理後は毛を剃ることができません。
また、永久脱毛ではないので、再びムダ毛は生えてきてしまいます。毛根ごと引き抜くため毛穴ケアも必須です。
ブラジリアンワックスは、痛みに強く、処理の手間を少しでも省きたいという方におすすめします。
メリット |
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・毛質や肌質に関係なく施術できる ・ピーリング効果が期待できる ・2週間程度は処理が不要 |
デメリット |
・処理後は毛を剃ることができない ・痛みを伴いやすい ・永久脱毛ではない |
顔剃り
床屋さんや理容室などで、顔剃りのプロにシェービングをしてもらう処理方法です。
床屋や理容室は男性が通う場所というイメージが強い人も少なくないかと思いますが、肌がツルツルになるため、顔剃りにハマる女性が続出しています。
料金も安く、短時間で終わるため、手軽に通いやすいですし、自分では処理が難しい部分まで丁寧にシェービングしてもらえるのが魅力です。
しかし、一度シェービングすると、再び生えてきた産毛を繰り返し剃り続けなければなりません。
剃った産毛は比較的すぐに伸びてくるので、頻繁に通う手間がかかります。
メリット |
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・毛質や肌質に関係なく施術できる ・気軽に通える ・1回の料金が安い |
デメリット |
・永久脱毛ではない ・比較的すぐに毛が伸びる ・ランニングコストがかかる |
糸脱毛
糸脱毛は、糸でムダ毛を絡めて処理をする方法で、中国の髄の時代からあると言われています。
肌の表面に交差させた細い糸を滑らせることで、ムダ毛を糸に絡めて引き抜いてムダ毛を処理します。
糸脱毛は、毛を引き抜くため、剃り跡がなく、ピーリング効果も期待できます。
しかし、永久脱毛ではないうえに、太い毛には不向きです。
施術料金は安いものの、まだ日本ではあまり普及されていないため、糸脱毛ができるエステサロンが限られています。
メリット |
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・剃り跡がない ・ピーリング効果が期待できる ・1回の料金が安い |
デメリット |
・永久脱毛ではない ・太い毛には向かない ・糸脱毛ができるエステサロンが少ない |
どのくらい変わった?実際に処理した人の実体験
実際に顔の産毛を処理している人の意見をSNSから集めて調査してみました!
顔の産毛を剃ったことで肌の色ツヤが良くなったという意見が多数ありました。
スッピンでもつやつやでプルプルのお肌を手に入れるためにも、顔の産毛処理は欠かせませんね♪
この記事のまとめ
今回は、顔の産毛を処理する正しい方法や、メリット、デメリットに加え、顔脱毛におすすめのサロンをご紹介いたしました。
正しい処理方法はもちろん、ケアをする頻度も重要です。あまりにも頻繁に行うと、肌が傷つき、肌トラブルの原因となりますので注意しましょう。
脱毛サロンや医療脱毛クリニックに通えば、自己処理もラクになりますし、一生自己処理をし続ける必要がありません。
ランニングコストや自己処理の時間を短縮したい方は、脱毛サロンや医療脱毛クリニックを検討してみてください。
顔の産毛がなくなると、化粧ノリも良くなり、印象が明るく若々しく見えるので、自分に自信が持てるようになります。
顔の産毛ケアをしっかり行い、いつでもキレイなつる肌女性を目指しましょう!