脱毛後のお風呂はお湯に浸からずシャワーだけで済ませよう
多くの脱毛サロンでは、脱毛後当日にお湯に浸かることを禁止しており、シャワーだけで済ませることを推奨しています。
「脱毛後、肌に痛みや赤みなどはないけど、それでもお湯に浸かってゆっくりしたらダメなの?」と思う方も多いことでしょう。
脱毛後の肌は目で見てわからなくてもとても敏感な状態です。肌の内側で脱毛の光やレーザーの熱がこもっている場合もあります。
そのためお湯に浸かると、お湯の中の菌によって肌トラブルを招いたり、温められることによって熱が肌内側にこもって、赤みやかゆみ、ひどい場合は炎症や化膿などの肌トラブルを招いたりする可能性があるんです。
ここでは脱毛当日に湯船に浸かってはいけない理由を詳しく紹介します。さらにお風呂以外にも脱毛後に禁止されている行為なども紹介していきます。
脱毛後にお風呂に入ってはいけないって本当?
結論からいうと、本当です!
脱毛後の肌はとても敏感になっているため、お風呂に入るとさまざまな肌トラブルを引き起こす可能性があります。脱毛後当日は湯船に浸かることは避け、シャワーだけで済ませましょう。
まずは、脱毛サロンの中でもとくに人気の5つサロンが、脱毛後の入浴についてどのような注意を呼び掛けているのか確認してみましょう。
脱毛サロン別の入浴に関する注意事項
脱毛サロン | 注意事項 |
---|---|
入浴禁止、ぬるめのシャワーOK、カラダは泡立てたボディソープでやさしく洗う | |
入浴禁止、シャワーのみOK、ボディタオルでカラダを洗うのは禁止 | |
入浴禁止、シャワーのみOK、強いこすり洗い禁止 | |
入浴禁止、シャワーのみOK、強いこすり洗い禁止。脱毛後2~3日はぬるめのシャワーのみ | |
入浴はなるべく避ける、入浴する場合は入浴剤の使用は控える |
恋肌以外のサロンは、当日の入浴を禁止していますね。恋肌も禁止こそしていませんが、なるべく避けるようにとのことで、どのサロンもお手入れ後の肌をいたわるように呼び掛けていることがわかります。
脱毛後に入浴してはいけない理由
脱毛後の入浴がNGな理由は2つ。順番にご説明します。
脱毛後の肌は体内に熱がこもっているから
脱毛で使われる光やレーザーは熱を持っており、この熱によって毛の成長を抑制させます。そのため、照射後の肌は見た目には変化がなくても、日焼け(火傷の一種)と同じような状態になっています。
そのような状態でお風呂に入ると、血行が良くなり体温が上昇してさらに熱がこもってしまい、赤みやかゆみ、ひどい場合は炎症や化膿などの肌トラブルが起きる可能性がとても高いのです。
雑菌が入り込みやすいから
見た目には何も問題がなくとも、脱毛後の肌は少なからずダメージを受けて傷ついている状態です。お風呂のお湯の中にも雑菌がたくさん潜んでいます。
衛生微生物研究センターによると、入浴後のお湯を一晩おくと雑菌が100万~1,000万倍に増殖してしまうとのこと。
さらに雑菌が一定数以上ある状態が続くと、お風呂の給湯配管の中にまで雑菌が付着、そして繁殖してしまうそうです。
毎日お風呂掃除をしていても雑菌がゼロになることはありません。
通常の健康な身体なら問題はないのですが、脱毛後の刺激に敏感な肌は雑菌が侵入しやすくなっているため、お手入れ後当日の入浴は禁止されているのです。
脱毛後はシャワーで済まそう
脱毛後当日にお湯に浸かることはNGですが、ほとんどのエステサロンでシャワーはOKとされているので、シャワーだけで済ませましょう。
ただし、火照った肌に熱いお湯を浴びると炎症や化膿の危険性もあるため、38度くらいのぬるめのお湯を浴びるようにしましょう。
脱毛後当日の注意事項
脱毛後に控えた方がいいことを以下にまとめました。
- 皮膚への刺激
- 雑菌に触れること
- 血行が良くなること
具体的にどんな行為がNGなのか、以下で詳しく説明します。
タオルでゴシゴシこするのはNG
脱毛後の肌はやさしく洗うのが基本です。織り目の粗いナイロンやポリエステル製のボディタオル、古くなってごわついたタオルで肌をこすると、肌表面のバリア機能が傷ついて肌荒れや乾燥、黒ずみなどの原因となります。
カラダを洗うときは石鹸やボディソープは控えめにし、綿や麻など天然素材の柔らかいタオル、もしくはハンドウォッシュを使用して肌への負担を減らしましょう。
温泉・岩盤浴・プールもNG
温泉・岩盤浴・プールは不特定多数の人が出入りするため、雑菌の繁殖が心配です。また、温泉・岩盤浴の利用は、入浴同様に体温が上昇し、肌の赤みや火照り、炎症の原因となります。
その他、サウナやマッサージ、飲酒や激しい運動も体温を上昇させる行為なので控えましょう。
その他のNG行為
脱毛後の注意事項は他にもあります。上記以外のNG行為をご紹介します。
日焼け
光脱毛は毛の黒色(メラニン)に反応して脱毛します。日焼けしてしまうと、脱毛の光が毛だけでなく日焼け部分にも反応してしまうため照射を控えなければなりません。
お手入れ後は、日焼け止めクリームや日傘などを使用し、日焼け対策をしっかりしてください。
予防接種
体質によっては体調を崩す恐れがあるため、予防接種をする場合は事前に医師に相談しましょう。
制汗剤
脱毛後の肌は敏感になっているため、制汗剤が肌に合わないと肌荒れや炎症を起こすことがあります。お手入れ後の使用は控えましょう。
脱毛後はいつからお風呂に入っていいの?
翌日から入浴OK
ほとんどの脱毛サロンでは、お手入れ翌日からの入浴はOKとしています。
しかし、湯船に浸かってピリピリとした痛みやかゆみなど、少しでも刺激を感じた場合はすぐに湯船から上がり、冷たいシャワーなどで肌を冷やしましょう。
また、本当に翌日に入浴して問題ないのか心配な人は、初めはぬるま湯のお湯に浸かり、徐々に温度を上げていくようにしましょう。
肌が弱い人はぬるま湯で
脱毛後の肌の状態には個人差があります。
翌日からの入浴がOKの場合でも赤みや火照りが残っている人、もともと肌が弱い人は、ぬるま湯に浸かるか、脱毛箇所に少しでも異常が見られる期間中はシャワーのみで様子を見ましょう。
うっかりお風呂に入ってしまった!そんなときどうすればいい?
脱毛後いつもの習慣でうっかりお風呂に入ってしまったときは、慌てないで以下の対処法にしたがってください。
冷たいシャワーを浴びてカラダを冷やそう
まずはカラダを冷やしましょう。冷たいシャワーか、水シャワーが苦手な場合は人肌よりもぬるいお湯を浴びて、カラダの火照りを冷ましてください。
入浴して体温が上がると、脱毛部位にかゆみが出ることがありますが、冷やすとかゆみが軽減されます。
掻いてしまうと傷、炎症、腫れなどの肌トラブルにつながり、それらがシミや傷跡となるとその箇所だけ脱毛ができなくなります。
脱毛後はお風呂上がりのケアが大事
脱毛後のアフターケアは肌をいたわるだけでなく、脱毛効果を高める重要な役割があります。お風呂上りは手を抜かず、肌をしっかり保湿しましょう。
脱毛当日はジェルやローションで保湿
お手入れ当日はオイルフリーのローションやジェルなど軽めのテクスチャーの保湿剤を使うと、火照りを抑え毛穴を引き締めることができます。
コットンを使ったローションパック、アフターサンケアローション(ジェル)、敏感肌用の商品もおすすめです。
光照射後は体内に熱がこもっている影響で毛穴が開きやすく、保湿クリームが毛穴の中に入り込みやすい状態です。
このときに油分が多い重めのテクスチャーの保湿剤を使用すると、クリームが毛穴を塞いでしまい、炎症やニキビなどの肌トラブルを起こす可能性が高くなります。
保湿はお風呂上がりの10分間で!
温泉療法専門医の研究によると、皮膚に含まれる水分量は、1お風呂から上がって1分後から一気に失われはじめ、10分後には入浴前とほとんど同じ量になってしまうとのこと。
保湿対策はお風呂上がりの10分が勝負!できるだけ早く保湿しましょう。
この記事のまとめ
脱毛後の肌はとてもデリケートな状態です。そのため湯船に浸かるとお湯の中の雑菌が原因で肌トラブルを引き起こしやすくなっています。
さらに、脱毛後は目には見えなくても肌内側では熱がこもっている状態です。そのため、お湯に浸かるとさらに肌が温められ、炎症などの原因になる場合もあります。
お風呂に入る時はお湯に浸からずシャワーだけで済ませましょう。お湯に浸かってゆっくりするのはツルツル美肌になるたえにも少しだけ我慢するのが吉ですよ。