ブラジリアンワックスとは

公開日:2018/04/27 更新日:2019/03/29

プロの手を借りてお店で脱毛すると言えば、脱毛サロンや医療脱毛クリニック、ニードル脱毛などが一般的です。

しかし、アメリカを含む外国人女性の間では、日本で主流となっている光やレーザーを使ったエステ脱毛でなく、ブラジリアンワックスが一般的となっています。

海外にはスーパーにも脱毛ワックス剤が置かれていて、ブラジリアンワックスの専門サロンもたくさんあるんです。

日本でも、ここ数年で店舗数がに増えており、ドラッグストアでもブラジリアン脱毛専用ワックスや、男性用の脱毛ワックスまで販売されるようになってきています。

今回は、そんな注目度大のブラジリアンワックス脱毛について、種類やメリット・デメリット、サロンでの脱毛までまとめました!

ブラジリアンワックス(ワックス脱毛)とは

ブラジリアンワックスとは、脱毛用のワックスを塗り、ムダ毛とワックスを密着させてワックスごと引き剥がす脱毛方法のことです。

メラニン色素に刺激を与える光脱毛や医療レーザー脱毛は、金髪や褐色の肌が多い欧米人には向かないため、ワックス脱毛が一般的になっています。

ブラジリアンワックス専用サロンでも、VIOのほか、脚や腕などの部位でも施術が可能です。

また、Tバック発祥の地であるブラジルで、ビキニからアンダーヘアがはみでないよう処理をするためにワックスが用いられることが多かったことから、ワックス脱毛の中でもVIOラインをワックス脱毛施術することを「ブラジリアンワックス」と呼ぶようになったという説もあります。

しかし最近では、アンダーヘア脱毛に限らず、ワックスを使用して脱毛することすべてを「ブラジリアンワックス」と呼ぶことが多くなってきました。

ブラジリアンワックスの種類

ブラジリアンワックスには大きく2つの種類があります。

ソフトワックス

ソフトワックスとは、脱毛箇所にワックスを塗り、ストリップシート(不織布)を上から貼り着けて剥がすタイプのワックスです。

別名「シュガーワックス」や「ハニーワックス」とも呼ばれています。

ドラッグストアで販売されているワックス脱毛商品はほとんどがソフトワックスであり、砂糖やはちみつを使って手作りすることもできます。

ソフトワックスは脚や腕、お腹や背中など、産毛の多い部位の脱毛に向いています。

“ソフト”と名前がついている割に吸着力が強く、ワックスが肌に密着するため、皮膚の剥離を起こしてしまう可能性も少なくありません。

身近で手に入りやすいことが魅力がある反面、扱いが難しいワックスでもあります。

ハードワックス

ハードワックスとは、ストリップシートは使用せず、肌に塗ったワックスごと引き剥がして脱毛を行います。

主原料は、ロジンや松やにを使用していますが、最近ではアレルギーなどを考慮し、天然ロジンを配合していないアレルギーフリーのものや、米ぬかを使用したライスワックス、敏感肌用ワックスなど、種類も豊富です。

毛が太く濃いVIOや脇、皮膚が薄く繊細な顔の脱毛に向いています。

市販商品では、男性用の鼻毛脱毛ワックスにも、ハードワックスが多く使われています。

肌に添付するとワックスがすぐに固まり始めるので、ソフトワックスと比べて皮膚剥離のリスクは少ないです。

しかし、ワックスの温度調節が難しいため、素人が扱うのにはハードルが高く、サロンなどでプロが扱うことが多くなっています。

「シュガーリング」という方法も人気

シュガーリングは、シュガーペイストと呼ばれる柔らかいテクスチャーを脱毛したい部位に塗りこんで、毛穴の中に少しだけ浸透させ、シュガーペイストの粘土で毛穴からムダ毛を引き出す脱毛法です。

ワックス脱毛とは別物なのですが、欧米ではワックス派とシュガーリング派に分かれるほど人気があります。

ソフトワックスの別名である“シュガーワックス”と名前が似ていますが、材料が同じだけでまったくの別物です。

シュガーリングは、ワックス脱毛より肌への負担や刺激が少ないため、熱や痛みに弱い人からも人気を集めています。

ただし、シュガーリングは高い技術を必要とする脱毛法のため、ワックス脱毛のプロでも扱いが難しく、日本国内でシュガーリングを行えるサロンが限られています。

メリット・デメリット

メリット

即効性がある

ワックス脱毛は、光脱毛や医療レーザー脱毛と違い、毛穴からムダ毛を引き抜くため、すぐに脱毛効果が実感できます。つまり、高速脱毛が可能なのです。

「明日海行く予定がある!」というときでも、ワックス脱毛なら前日の処理でも十分間に合います。

処理の頻度が少なくなる

ワックスでムダ毛を毛穴から毛根ごと引き抜くため、新しい毛が生えてくるまでに時間がかかります。

部位によって差がありますが、2~3週間程度はつるつるの状態が続きます。

この点は「毛抜きで抜くのと同じでは?」と思う方もいるかもしれませんが、毛抜きよりも一度に広範囲のムダ毛を処理できるので、手間が省けるだけでなく時間も短縮できるメリットがあるんです。

→毛抜きのムダ毛処理は他正しい知識と使い方でトラブルゼロ

次に生えてくる毛がチクチクしない

カミソリや電気シェーバーで処理すると、毛の断面が太くなって切り口が尖ってしまうため、チクチクしたり、伸びてきた毛が太く見えたりすることがあります。

しかし、ワックス脱毛した毛の場合は、毛根から新しく毛が生えてくるため、先端が細くて毛質も柔らかく、チクチクとした不快感が少ないんです。

脱毛できない場所がほとんどない

除毛剤はIラインやOラインなど、粘膜に近いデリケートな部分には使用ができないものがほとんどです。

また、光脱毛や医療脱毛の場合も、色素の濃い部分や眉毛の下、首の中心、乳首、耳や鼻の周り、そしてVIOの粘膜ギリギリの部分など、脱毛できない場所が多くあります。

その点、ワックス脱毛の場合は、光やレーザーを一切使わない“ワックスを塗って剥がす”という原始的な脱毛方法なので、使用できない場所がほとんどありません。

もちろん、VIO脱毛にも使用可能です。ただし、目の上や粘膜の中などは、肌トラブルを避けるためにも、他の脱毛法と同様にできるだけ避けた方が無難です。

一時期だけハイジニーナにすることもできる

若いうちはハイジニーナ(パイパン)に憧れていても、歳をとったら後悔する可能性もあります。

脱毛サロンや医療脱毛クリニックでハイジニーナ脱毛してしまうと、一生毛がほとんど生えてこなくなるため、後悔してももう遅いです。

しかし、ブラジリアンワックスなら、一定の期間が経てば毛は再び生えてくるので、一時期的にハイジニーナにすることもできます。

→VIO脱毛でおすすめのハイジニーナに関する基礎知識とメリット・デメリット

毛質や毛量、毛周期に関係なく脱毛効果が得られる

光脱毛や医療脱毛は、毛量や毛質によって脱毛効果に個人差があります。

また、メラニン色素(黒色)に反応させてムダ毛を除去する一般的な脱毛機器の場合、毛の生え変わりサイクルの中の“成長期”にあたる毛にしか効果がありません。

その点、ワックス脱毛なら、毛を抜いて脱毛をするため、毛質や量に左右されず脱毛効果を得られます。

また、毛周期に関係なく、好きなタイミングで処理ができるので、常にツルツルの肌をキープできるメリットもあるんです。

デメリット

痛みが強い

ワックスで毛を毛根ごと引く抜くわけですから、やはりそれなりの痛みがあります。

とくに、VIO脱毛は、アンダーヘアが太いことに加え、肌が薄く敏感なため、我慢できないほどの相当な痛みを訴える人も少なくありません。中でもVラインは、毛量も多く範囲も広いため、より痛みも強くなります。

ですが、その強烈な痛みは、初めてワックス脱毛を受けたときや、ムダ毛を長期間放置してしまった場合がほとんどです。

定期的に処理をしていけば、毛が細く薄くなっていくため、痛みも少なくなっていきます。

肌への負担が大きい

毛抜きや脱毛テープを使ったムダ毛処理では、毛穴や肌に大きながダメージを与えてしまうことから、埋没毛や毛嚢炎を引き起こすリスクがあります。

ワックス脱毛も原理としては同じ、毛穴から毛根ごと大量のムダ毛を一気に引き抜く脱毛法ですから、皮膚に大きな負担がかかってしまいます。当然、毛抜き同様、肌トラブルのリスクも高くなってしまうんです。

また、肌はストレスを感じるとメラニン色素を活性化させる働きがあるため、色素沈着を起こします。

色素沈着や肌トラブルを避けるためにも、処理後の敏感肌をしっかりケアしてあげることが重要です。

→脱毛に後悔しないために。知っておきたい全身脱毛のリスク徹底調査

定期的におこなう必要がある

ワックス脱毛は毛根ごと引き抜いても、毛の再生細胞が破壊されたわけではないので、再び新しい毛が生えてきます。

もちろん、カミソリや電気シェーバーで処理するよりは、新たにムダ毛が生えてくるまで時間がかかるので、自己処理自体はラクになりますよ。

また、処理回数を重ねるほど、ムダ毛の再生力を弱め、生えてくる毛も細く薄くなっていきます。

ですが、いずれにせよ定期的な処理は避けられません。

毛が1センチ以上伸びないと次の脱毛ができない

ワックス脱毛は、ムダ毛にワックスを絡ませて抜き取らなければならないため、最低でも5ミリから1センチ程度の長さが必要です。

毛がない状態が好みの場合、毛を伸ばしている間、ずっと不快感を抱えなければならず、強いストレスに感じてしまう人も少なくありません。

そのため、常に毛のない状態にしたいのであれば、ワックス脱毛は避けた方が良いでしょう。

永久脱毛はできない

ワックス脱毛は光脱毛や医療レーザー脱毛とは違い、永久脱毛の効果はありません。

もちろん、ワックス脱毛で処理を繰り返すごとに、毛が生えてくる力が弱まり、ムダ毛が細く薄くなっていくといった効果には期待できます。

ですが、完全にムダ毛の再生を完全に阻止することはできないので、永久脱毛を望む人には不向きです。

ワックス脱毛の専門店が少ない

ワックス脱毛をプロにお願いしたいと思っても、日本国内にはワックス脱毛専用サロンが少なく、できるところが限られています。

光脱毛や医療脱毛のように、多くのエステサロンやクリニックで行えるほど日本で普及していない脱毛法のため、家の近くにワックス脱毛ができるサロンがない場合もあります。

セルフは控えて!やってみたいならサロンへいこう

セルフでのワックス脱毛は危険

市販のセルフキットでよく使われているソフトワックスは、ワックス自体の粘着力が強いため、誤って使用した際の肌負担が大きく、皮膚剥離を起こしてしまう可能性が少なくありません。

とくに、デリケートゾーンのIラインやOラインのセルフ脱毛は、自分の目で見えず、毛が密集しているために毛流れを確認することも難しいです。

手探りで脱毛処理を行うと、ワックスを粘膜部分にまで塗布してしまい、肌トラブルを引き起こす可能背があります。

また、ハードワックスの場合、電子レンジで溶かして使用するものもありますが、この際、温めすぎたり溶かし過ぎたりすると、ヤケドをしてしまう恐れもあります。

ワックス脱毛は、脱毛シートや除毛クリームのように手軽な処理方法ですが、見た目以上に高い脱毛技術が必要です。

肌トラブルを避けるためにもセルフ脱毛はできるだけ避けましょう。

サロンの相場

脱毛部位 相場
鼻毛や鼻下などの小さい範囲 2000~3000円
背中などの広い範囲 3000~5000円
VIO 6500円

料金は店によって差があるものの、ワックス脱毛をプロに任せると、鼻毛や鼻下などの小さい部位の施術で2000~3000円が相場となっています。

VIOワックス脱毛で6500円、背中などの広い部位で3000~5000円ほどの料金が一般的です。

ちなみに、amazonでブラジリアンワックスを購入すると、2000~3000円くらいするので、ワックス脱毛サロンの料金と比べても、大きな差はありません。

自分でワックス脱毛を行うと、ヤケドなどの肌トラブルを引き起こす恐れがあるので、プロに施術を任せましょう。

つるはだでは、たくさんのブラジリアンワックスのサロンオーナーさんにインタビューしているので、悩んでいる人は参考にしてください。

→つるはだのインタビュー

サロンの選び方

ワックス脱毛をプロにお願いする場合、どのワックス脱毛サロンに通うべきか悩んでしまうことでしょう。

ワックス脱毛ができるサロンは限られていますが、できるところが少ないからゆえに口コミが少なく、人気店や有名店が確立していないため、何を条件にして選ぶべきか迷ってしまう人も案外多いんです。

ブラジリアンワックス脱毛のサロン選びの条件を以下にまとめました。

【ワックス脱毛サロン選びのコツ】

  • 複数のワックスを取り扱っている
  • 研修制度がしっかりしていて、技術の高いスタッフが在籍している
  • アフターケアが充実している

ワックスは、脱毛箇所や肌質によって使い分けをすることで、肌への負担を軽減し、トラブルも避けることができます。

そのため、ワックスの強さが調節でき、あらゆる肌質に対応できるよう、複数種類のワックスを取り扱っているお店を選ぶと安心です。

また、ワックス脱毛は高い技術力が必要になる脱毛方法です。

研修制度が整っているサロンであれば、丁寧な施術はもちろんのこと、お客様に寄り添って親身になって相談に乗ってくれるので、技術だけでなくスタッフの研修制度も大きなチェックポイントになります。

そして、ワックス脱毛は肌に大きな負担がかかる脱毛法のため、施術後の保湿などアフターケアが重要になります。

肌ケアはもちろんのこと、万が一肌トラブルが起きたときの対処にも丁寧に対応してもらえるかも大切です。

サロンによっては、初回限定の特別価格で施術してもらえたり、お得な脱毛体験が行っていたりするお店もあります。

まずは1度試してみて、自分に合うお店かどうか確認してみるのもおすすめです。

この記事のまとめ

ブラジリアンワックス脱毛は、ワックスを塗ってムダ毛を引き剥がすという原始的な施術ですが、毛をキレイに処理したい人にはぴったりの方法です。

毛根から毛を引き抜くため、2~3週間ムダ毛か生えず、ツルツルの状態を保つことができます。

さらに、ブラジリアンワックスには、余計な角質も一緒に剥がし取るピーリング効果にも期待されるため、美肌脱毛ができるメリットもあるんです。

近年は、ドラッグストアでもいろいろな種類の除毛ワックス剤が販売されていていますが、セルフ脱毛はヤケドなどの肌トラブルのリスクが大きいため、あまりおすすめできません。

まずは一度、サロンでワックス脱毛を体験し、施術の流れを確認して、痛みが耐えられるかどうか考えてからセルフに切り替えても良いでしょう。

また、ワックス脱毛は永久脱毛ではないため、一時的にツルツルにはなっても、継続的に処理をする必要があります。

自己処理が面倒な方や、永久脱毛を目指したい方は、ワックス脱毛ではなくサロンの美容脱毛やクリニックの医療脱毛がおすすめです。

この記事を書いた人
ako
ako
ニードル脱毛は3本で断念。光脱毛や医療脱毛、ブラジリアンワックスに糸脱毛と、国内で行われている脱毛方法はほぼすべて網羅。 これまで書いてきた脱毛に関する記事は1000を超える。ちまたでは「脱毛ライターのプロ」って呼ばれているのさ(自称)。