ヒゲ脱毛で後悔しないために|範囲から期間、回数など基本情報全網羅
コンプレックスの「青ヒゲ」を無くしたい、面倒なヒゲ剃りから解放されたい…そんな理由から、近年「ヒゲ脱毛」を行う男性は増えてきています。
しかし、その時の気分だけで安易にヒゲ脱毛を行ってしまったことで、後悔している男性も少なくないといいます。
今回はヒゲ脱毛に関しての基本的な知識に加えて、メリットとデメリットなども詳しくお伝えするので、ぜひ参考にして後悔しないヒゲ脱毛をしてほしいと思います!
髭脱毛は脱毛サロンや医療脱毛により範囲が異なる
ヒゲとひと言でいっても、例えばもみあげまでつながっている人や、アゴの裏から首まで広がっている人、頬全体が青ヒゲの人と、その範囲には個人差があります。
同様に、脱毛サロンや医療脱毛クリニックでも「ヒゲ脱毛」として脱毛できる範囲には差があります。
その範囲を詳しく説明していきます。
脱毛サロンの方が範囲は広め
脱毛サロン「メンズキレイモ」のヒゲ脱毛の範囲は以下の通りです。
顔の下半分に加え、首や両頬、もみあげまで全て含まれており、かなり広範囲です。
続いて、医療脱毛クリニック「メンズリゼ」のヒゲ脱毛範囲は以下の通りです。
4部位に分かれたパーツの中から、2部位、もしくは3部位をセレクトするか、ヒゲ全体脱毛としてすべてのパーツが含まれたプランを選ぶスタイルです。
鼻下は鼻の穴直下から上唇まで、横はほうれい線内側までです。
ほほ・もみあげは頬骨の髪の生え際からほうれい線まで、もみあげは耳の上付け根より下部で、髪の毛部分は含みません。
あごは唇直下からあご先まで、横はほうれい線延長の内側まで、あご下はあごのラインから喉仏下まで、といったように、厳密に範囲が決まっています。
ゴリラクリニックも同様で、「ヒゲ脱毛」は6部位に分けられているパーツの中から、3部位を選ぶスタイルで、それ以上の部位は追加オプション扱いとなります。
つまり、脱毛サロンの方が、「ヒゲ脱毛」としては範囲が広めに設定されている傾向があります。
医療脱毛クリニックの場合は、「鼻下・アゴ・アゴ下の3部位」を脱毛したいのか、「ほほ・もみあげも含めた顔全体」を脱毛したいのかによって選ぶプランが変わってくるので、あらかじめ決めておく必要があります。
ヒゲの範囲が広い人や、もみあげとつながるデザインなどを希望している人は、脱毛サロンでのヒゲ脱毛を選択したほうがお得と言えます。
ヒゲ脱毛の範囲内でも脱毛できない部分がある
(画像:OMRON健康コラム・レシピ記事内より引用)
ヒゲ脱毛の範囲に、アゴ下や首が入っていることがありますが、照射できる範囲が限られているので注意が必要です。
鎖骨とのど仏の間には甲状腺という器官があり、発汗や体温調節など代謝に関わっている甲状腺ホルモンを分泌しています。
甲状腺に光やレーザーを照射すると、強い刺激を受けて免疫機能が乱れる可能性があります。免疫機能が乱れると、皮膚の異常な乾燥や発汗を促し、甲状腺疾患を引き起こすリスクが上がります。
そのため、脱毛サロンや医療脱毛ではこの部位は照射しません。
ヒゲ脱毛完了までの期間と回数
男性の場合、ヒゲを全く無くしてしまってツルツルにしたい人と、毛量を減らしたり、もみあげや口周りのヒゲの形を整えたりするデザイン脱毛をしたい人に分かれます。
脱毛完了をどの程度にするのか、まずはしっかりイメージしてから脱毛を検討する必要があります。
ここでは脱毛サロンでの光脱毛と医療脱毛クリニックでの医療レーザー脱毛、それぞれの目安となる回数や期間に関して詳しく説明していきます。
照射ペースは1カ月に1回
光脱毛でも医療レーザー脱毛でも、一般的には毛の生えかわるサイクル(毛周期)に合わせて脱毛を進めていきます。体毛は部位ごとにも差がありますが、だいたい毛周期は3カ月くらいです。そのため、2~3カ月に1回のペースで脱毛に通います。
しかし、ヒゲは他の部位よりも毛周期が早く、1カ月半から2カ月ほどです。そのため、1カ月に1回という早いペースで通う必要が出てきます。
ヒゲのように、人間が成長するにしたがって生えてくる毛は「性徴毛」と言われるもので、他にもワキや陰部などの毛がこれにあたります。性徴毛は太くしっかりしていて毛根が深く、効果を感じるのは早いですが、しつこく残り時間がかかることがほとんどです。
また、ひと言でヒゲと言っても、生えている部分により毛の密度が異なります。密度が高い部位(鼻下・下唇)は黒い色素に反応する光やレーザーのエネルギーが分散されて効果が出にくく、密度の薄い頬などは比較的効果が出やすくなります。
光脱毛の場合の期間と回数
ヒゲは他の部位の毛と比べても太く濃い毛質のため、光脱毛で十分な効果を出そうと思うと何度も繰り返し行う必要があります。
効果 | 回数 | 期間 |
---|---|---|
ヒゲが減ったと実感 | 5回~6回 | 4カ月~5カ月 |
ヒゲ剃りがラクになる | 10回~15回 | 9カ月~1年2カ月 |
ヒゲがほぼ生えてこない状態 | 15回~25回 | 1年2カ月~2年 |
先述の通り、脱毛サロンの場合は脱毛範囲が広いので、部位によっては5回程度でもヒゲ剃りが楽になったと感じる人もいます。
ヒゲの濃い人は25回でも満足できない場合もあるので、満足するまで脱毛できる「脱毛し放題」プランをセレクトするのがおすすめです。
医療脱毛の場合の期間と回数
光脱毛と比べるとパワーが強いので、回数も期間も短縮できるのが医療脱毛クリニックの特長です。
鼻下から口周りを脱毛するプランか、ヒゲ全体の広範囲をカバーするプランを選ぶかでも回数や期間が変わってきます。
効果 | 回数 | 期間 |
---|---|---|
ヒゲが減ったと実感 | 2回~3回 | 1カ月~2カ月 |
ヒゲ剃りがラクになる | 5回~8回 | 4カ月~8カ月 |
ヒゲがほぼ生えてこない状態 | 10回~15回 | 9カ月~1年4カ月 |
一般的には10回程度でつるつるまで脱毛できるとされていますが、個人差がありヒゲが濃い人、青ヒゲの人は15回程度は通う必要があると考えた方が良いでしょう。
ヒゲ脱毛1回にかかる時間
ツルツルにするか、デザインするかで時間が異なります。
ツルツルの場合、脱毛サロンも医療脱毛クリニックも15~20分程度で終わります。脱毛サロンは照射後、保湿ジェルなどで肌ケアを行ってくれるので、それも含めるとトータル30分程度みておくとよいでしょう。
デザインヒゲの場合、細かな照射が必要になるので、30~45分程度かかります。脱毛サロンはツルツルの時と同様に肌ケアがあるので、照射時間にさらにプラス10分程度を考えておくとよいです。
脱毛サロンの場合、脂性肌の人は照射前にクレンジングを指示されることもあります。脂ぎった状態で照射を行うと、やけどなどのリスクが高まるためです。
クレンジングは自分で行う場合と、スタッフがクレンジングシートで拭き取ってくれる場合があります。また、有料のサービスになる脱毛サロンもあるので、普段から脂っぽいと気になる人は無料カウンセリングなどで必ず確認をしておいた方が良いです。
実際にかかる料金目安
脱毛サロンのヒゲ脱毛料金
人気脱毛サロンの料金をリサーチし、料金相場を出してみました。
結果、脱毛サロンは料金にかなりの開きがあることが分かりました。結果は以下の通りです。
金額はあくまでも目安となります。
回数 | 料金相場 |
---|---|
5回 | 3万5000円~4万円 |
10回 | 6万円~19万5000円 |
20回 | 20万円~27万円 |
無制限 ※脱毛し放題 |
32万4000円 ※メンズキレイモのみ |
※脱毛し放題は今回調査した脱毛サロンの中で、メンズキレイモのみが実施していたため、無制限にはメンズキレイモの料金を記載しています
医療脱毛クリニックのヒゲ脱毛料金
人気の医療脱毛クリニックの料金をリサーチし、脱毛サロンと同様に料金相場を出してみました。
医療脱毛に関しては、クリニックごとの差はサロンほどありませんが、3カ所だけを行うか、ヒゲ全体を行うかで料金が異なってきます。
一般的には医療脱毛は脱毛サロンより高額だと言われていますが、ヒゲ脱毛に関しては、意外にも医療脱毛の方がリーズナブルです。
鼻下・あご・あご下の3部位の料金 | ほほともみあげなどを含むヒゲ全セット料金 |
---|---|
7万5000円~8万5000円 | 10万円~14万円 |
T字カミソリや電気シェーバーとどちらが得か
脱毛の金額だけを見ると、ヒゲを脱毛するだけなのに高すぎる、と感じてしまうかもしれません。
しかし、ずっとT字カミソリや電気シェーバーを使用することを考えると、脱毛してしまう方が得になる可能性もあります。
そこで、日常的にヒゲ剃りをする場合のコストを計算してみました。
T字カミソリの場合
3枚刃のカミソリは本体が800~1000円程度、替刃は8個入り2000円程度と想定しています。
メーカー推奨では2週間に1度は刃を替えるとしていますが、実際は「剃れなくなったら替える」人が多いことも考慮して計算していきましょう。
ヒゲ剃りを毎日行い、本体は1年に1回、替え刃は3週間に1回程度交換するとします。1年間は52週あるとして、替え刃は18個必要です。
800円+【18個✕(2000円÷8個)】=5300円
シェービングジェルは近所のドラッグストアで購入するとして650円です。
1カ月に1本使い切るので、12本必要となります。
650円×12個=7800円
将来的に定年退職の年齢は65歳なので、65歳までずっとヒゲを剃り続けるとして、25歳であれば
(5300円+7800円)✕40年=52万4000円
30歳であれば
(5300円+7800円)✕35年=45万8500円
驚くほど、生涯でカミソリにかける金額が高いことがわかります。
電気シェーバーの場合
電気シェーバーは高額なものは8万円代のものから、1万円以下の手軽なものまでさまざまです。
今回は、価格ドットコムの売れ筋ランキング(2018年11月現在)の1位から5位までの商品の平均値(2446円~1万9864円)を出し、9000円として計算します。
電気シェーバーは本体9000円、替刃は2年に1度交換で5000円、本体は5年に1度の頻度で買い替えるとします。
25歳の場合、40年なので本体は8台、替え刃は20個購入したとすると
9000円×8台+5000円×20個=17万2000円
30歳の場合は35年なので、本体は7台、替え刃は18個購入したとすると
9000円×7台+5000円×18個=15万3000円
このように比較してみると、感覚的には一番安く済みそうなT字カミソリが、トータルでは一番、しかも突出して高額になることが分かりました。
電気シェーバーを使用する場合でも、医療脱毛でヒゲ脱毛を行うより高額になります。
ヒゲ脱毛は、一見高額に見えるかもしれませんが、実はコストパフォーマンスに優れたお手入れ方法でもあるのです。
髭脱毛のメリット
ヒゲ剃り時間や手間を短縮できる
毎朝、出勤や登校前の身支度の時間は限られており、5分や10分はあっという間に過ぎてしまいます。ヒゲ剃りはそれなりに時間も手間もかかるので、特に急ぐ時などはわずらわしいものです。
ヒゲ脱毛してしまえば、朝は手間なくゆっくり過ごせる時間を増やすことができます。
清潔感のある印象を手に入れられる
剃り残しや剃り忘れがあると、だらしなく見えてしまいます。また、同じ服装でも、ヒゲが無いのと無精ヒゲでは全く印象が違います。
ヒゲ脱毛をすると、中途半端にヒゲが残ったり生えたりしなくなるので清潔感が出ます。
それに加えて、ヒゲ剃り後のようにザラっとした質感の肌ではなく、毛が無くなった分毛穴は閉じ、ツルっとした肌になるのでより清潔感がアップします。
青ヒゲがなくなる
青ヒゲは、毛根から毛穴の出口までの間にある毛が、肌の上から透けて見えるのが原因なので、どんなに性能のよいカミソリやシェーバーを使っても解消しません。
毛抜きを使って毛を抜くと、毛根から無くなりますが毛穴のダメージが大きく、時間がかかるばかりか余計に肌が汚くなってしまいます。
ヒゲ脱毛は肌や毛穴へのダメージをなるべく抑えながら、毛は毛根からなくなるので、青ヒゲの悩みも一緒になくなります。
夕方には伸びてくるヒゲに悩まない
朝どんなにしっかり剃っても、夕方までには必ず伸びてきます。ジョリジョリして感触が悪いのはもちろん、うっすら伸びたヒゲは疲れてくたびれた印象が強くなります。仕事終わりに大切な用事があると、これでは少し困りますね。
脱毛でヒゲを無くせば、当然伸びてくることもないので夕方のヒゲの悩みからも解放されます。
シェーバー・カミソリ負けによる肌荒れからの解消
ヒゲを綺麗に剃ろうと深剃りすると、カミソリ負けで肌が赤くプツプツしてしまいがちです。朝から血を見ることもしばしばです。痛いのはもちろん、見た目もキレイではありません。それどころか、それが頻繁に続くと肌荒れや肌表面がデコボコになったりと、全く良いことはありません。
シェーバーやカミソリは少なからず肌を傷つけているので、常に肌荒れのリスクを上げていることになります。
脱毛が完了すれば、肌は傷つくこともなく肌荒れリスクを大幅に下げることができます。
整えたヒゲをずっと維持できる
ヒゲが上手く整えてあると、それだけでオシャレな印象になります。しかし、その形を毎日維持するのはなかなか大変で、カミソリで微調整したり時には毛抜きを使ったりと手間も時間もかかります。
ヒゲ脱毛はツルツルにするだけでなく、デザイン脱毛もできます。好みの形のヒゲを、たまに長さを整える程度で維持することができます。
髭脱毛のデメリット
一時的に肌荒れをする人が多い
脱毛は、毛根を通して発毛組織にダメージを与えるものなので、照射後は毛穴や肌もダメージを受けて普段より敏感になっています。そのため、雑菌の感染で炎症を起こしやすい状態になります。
また、レーザーや光の熱エネルギーにより、肌の水分が奪われて普段より乾燥した状態になります。それを放置すると、乾燥を補うために皮脂が多く分泌されるようになります。過剰な皮脂分泌は、毛穴を詰まらせニキビなどの原因になります。
このように、脱毛後は肌荒れしやすい状態になりますが、清潔な状態を保ちスキンケアを普段より入念に行うことでリスクを減らすことができます。
ヒゲ脱毛は痛い
ヒゲ部分は、体の中でも特に濃い毛が密集しているとあって、脱毛の痛みを強く感じやすいとされています。特に、その中でも鼻下は最も痛みを感じやすいです。
ただし、クリニックで脱毛する場合は麻酔を使うことができるので、全く無痛にすることは難しいですが、かなり痛みを緩和させることができます。
また、最近では光も医療レーザーも、最新の脱毛機は痛みがかなり軽減されてきているので、体験照射などで耐えられる痛さか確かめてみるのも良いでしょう。
完全に脱毛してしまうと再び生やすのは難しい
ツルツルに脱毛してしまった後で、気が変わってヒゲを生やしたくなることもあります。新しく付き合う彼女の好みだったり、歳をとって貫禄を出したくなったり、そう思うようになるきっかけはいくらでもあります。
しかし、脱毛したヒゲを再び生やすことは、残念ながらなかなか難しいのです。
気が変わるかもしれない…と不安な場合は、脱毛部位を限定したり、ツルツルまでせず減毛で止めておくなどの選択肢もあるので、よく考えてから脱毛をスタートさせましょう。
照射直後はヒゲが濃くなる人もいる
照射直後は、ヒゲが一時的に濃くなってしまう「泥棒ヒゲ」になる人もいます。しかし、実際にヒゲが濃くなったわけではありません。
照射時に肌の表面に出ていなかったヒゲがレーザーや光の熱で膨張し、皮膚から透けて見えてしまうのが原因です。
基本的には5~7日でヒゲが抜け落ちるので、泥棒ヒゲは解消されます。
また、この「泥棒ヒゲ」は毛にコシがなくなり柔らかくなっているため、ヒゲ剃りがうまくできないことがあります。どうしても気になる場合は、マスクなどでごまかすなどしてこの期間を乗り切るしかありません。
期間は以下になりますので、参考にしてください。
ひげが抜けていく目安 | |
---|---|
早い人 | 3日目ぐらいから |
普通の人 | 5日~7日目ぐらいから |
遅い人 | 2週間目以降ぐらいから |
ヒゲ脱毛するなら「メンズリゼ」がおすすめ
メンズリゼとは、全国15店舗以上展開している男性専門の最大手医療脱毛クリニックです。予約が取りやすい、リーズナブルなどといった理由から人気を集めています。
さらに、肌や毛の状態に合わせて最適な機械を選んでくれるので、安心して効果に期待できますよ。
料金
セレクトヒゲ脱毛(2部位) | 5万6800円 |
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セレクトヒゲ脱毛(3部位) | 7万4800円 |
ヒゲ全体脱毛セット | 9万9800円 |
この記事のまとめ
ヒゲ脱毛は、ヒゲ剃りの手間が無くなり楽になるだけでなく、伸びてくることも気にしなくてよくなり、一日中清潔感のある印象を保てます。また、ヒゲ剃りをしなくなることで肌荒れもしにくくなり、赤いプツプツに悩まされることもなくなります。
特に、濃すぎるヒゲや青ヒゲにコンプレックスを感じている場合は、ヒゲ脱毛はそれを解消する最も良い手段です。
痛みや照射後の肌荒れなどデメリットもありますが、いずれも一時的なもので、やはりメリットのほうが圧倒的に多くなります。
ヒゲ脱毛はツルツルにするだけでなく、量を減らす減毛や部分的に残すデザイン脱毛もできます。将来後悔しないためにも、どの程度まで無くすのかよく考えてから脱毛をはじめなければなりません。
医療脱毛クリニックや脱毛サロンによって脱毛方法や期間、料金も異なってきます。無料カウンセリングやお試し体験などを利用して、自分にピッタリのヒゲ脱毛を見つけてくださいね。