VIOの脱毛後はいつから毛が抜ける？脱毛直後からの毛の抜け具合調査

VIO脱毛完了までの回数と期間

ほとんどの脱毛サロンや医療脱毛クリニックでは、毛周期という毛が生えかわるサイクルに合わせて、光や医療レーザーの照射を行う必要があります。

毛周期には成長期、退行期、休止期という３段階あるのですが、そのうちの成長期と呼ばれる時期の毛しか、照射しても脱毛効果を得られないためです。これが、２～３カ月に１回のペースで通わなければならない理由です。

VIOの毛は太くしっかりしており、しかも毛の密度が濃くなっています。しかし、特に痛みを感じやすく皮膚がデリケートな部位のため、光やレーザーの出力を抑えて照射することも多いです。

また、毛周期のうち照射しても効果が無い休止期も比較的長い部位のため、他の部位よりも回数と期間がかかりがちです。

下記の表は、VIO完了までの回数の目安です。

◎VIO完了までの脱毛サロンと医療脱毛クリニックの回数と期間の目安一覧

VIOでも、３部位すべて毛量や毛質が異なるため、Оラインは終わっているのにＩラインは残っているということもあります。

特にＩラインやОラインは、光やレーザーの出力に影響する皮膚の色素沈着や、毛の生え方に大きな個人差があります。そのため、目安となる回数の幅も大きくなってしまいます。

毛量や毛質に関しては、なかなか人と比べることができない部位なので、自分がどの程度なのかよく分からない方も多いかと思います。

下着を持ち上げてしまうほど、しっかりした毛の量がある人は毛量多め、生えている状態で毛の間から地肌が見える人は少なめと考えると良いでしょう。

照射と照射の合間にはチクチク期とつるつる期がある

照射後の毛の抜け方は、観覧車で例えることができます。

脱毛サロンや医療脱毛クリニックで光や医療レーザーを照射してもらうと、すぐに毛が抜け始めると思っている人がいますが、残念ながらそれは間違いです。

この項目では、照射をした直後から次の照射を受けるまで、具体的にどんな変化が起こるのかをお伝えします。

以下は、２カ月～３カ月に１回の照射を受ける、一般的なペースでの仕組みとなります。

脱毛直後

基本的に生えている毛はシェーバーなどで処理をしているため、毛が抜けることはなく、見た目も変わりませんが、ポップアップ現象で毛がするりと飛び出してくることがあります。

ポップアップ現象とは、毛穴の中の毛のタンパク質が照射の熱で変質し、毛根から抜けて外に飛び出してくるもので、焦げて縮れたような見た目になるのが特徴です。

この現象を起こすことは稀で、照射前にジェルなどを塗る脱毛サロンや医療脱毛クリニックの場合には、照射後のジェルをふき取る際に飛び出した毛も一緒にふき取ってしまい、ほとんど気が付くこともありません。

照射時の熱エネルギーを集めやすい、特に太い毛で起きやすい現象で、例えるなら観覧車の一番上の、シェーバーなどで短くした一部の毛が反応したに過ぎません。

１週間目

照射した部位の毛が伸び始めてきますが、これは次の毛が生えてきたのではなく、毛穴の中に潜んでいた毛が、毛乳頭から離れて毛根部分から押し出されてきているものです。

VIOの毛穴の深さは最大で３～４ミリほどもあるので、中にもともと潜んでいる毛の長さも数ミリあるのです。

抜け落ちる毛は、普通に生えてくるものと比べると、フニャっとしていてコシがありません。この状態になるのが、観覧車の２番目に当たる毛です。

ある程度出てくると少しの力でも抜けてしまうので、お風呂上りにタオルで拭いたら抜けた毛がびっしりと付着して、びっくりすることもあります。

指で引っ張ると抵抗なくするっと抜けてしまうものが多いので、思わず抜きたくなってしまいますが、脱毛サロンや医療脱毛クリニックからは自然に抜け落ちるまで我慢するよう言われます。

まばらな無精ヒゲのような状態になるので、温泉などであまり人に見られたくない時期です。

２～３週間目

ここが、一番我慢が必要なチクチク期です！
観覧車の３番目に位置していた、成長期の初期段階の毛が肌表面まで出てきます。光を照射したときには、まだ毛穴の中にいて小さな種のようだった毛です。

この毛までは光やレーザーを照射した効果がみられ、一番遅いタイミングで抜け落ちます。下着などに抜けた毛がついていることで、脱毛の効果を実感できる時期でもあります。

観覧車の２番目の毛に比べると、伸びてきた毛が抜けるのにスルンという感じではなく、ちょっと抵抗があり引っ張られて抜ける感覚です。

脱毛効果のある毛はこのくらいのタイミングでほぼ抜け終わるので、もし抜けない場合は、残念ながら照射時のエネルギーが足らず十分なダメージが与えられなかったか、照射漏れが考えられます。

３番目の毛は表面に出てくるとチクチクするので、このタイミングで彼とＨをすると嫌がられるという声もネットで見られます。

４週間目～６週間目

ここが脱毛期間中に訪れるつるつる期です！

キュートな水着でプールやビーチに行く時、勝負下着を身につけたい時、友人や彼と泊まりがけでの旅行は、このタイミングに合わせるとムダ毛の処理もいらず、まさにベストタイミングです。

ビキニラインの毛は、１日に0.2ミリ成長するといわれ、ほかの毛よりも伸びるスピードが遅いです。しかも、毛周期の休止期も長く、一度抜けると１年から１年半は生えてきません。

毛穴の深さから考えても、観覧車の５番目や６番目に位置していたスタンバイ中の毛が毛の元（種）を発生させ、伸びて肌表面に出てくるまでには10日程度はかかるので、それまではつるつるを維持できます。

画像：青山外苑クリニックより引用

７週間目

スタンバイ状態だった毛がぐんぐんと伸びてきて、成長期に差し掛かります。また、その頃には光やレーザーを照射されたダメージは、肌の中ですっかり回復しています。照射回数がまだ少なければ、そろそろムダ毛の処理が必要になってくる頃です。

ただし、伸びてくる毛は毛先が細く、ゴワつきなどもまだ気にならない程度です。

伸びてきたからと頻繁に処理をすると肌を必要以上に傷つけてしまい、次の照射にも影響が出てしまうので、少し様子をみるようにしましょう。

10週間目～

すっかり毛も伸びてきて生え揃った状態になるので、自己処理が必要な人は適宜行っていきましょう。

また、次の照射のために、脱毛サロンや医療脱毛クリニックの予約を取っておかなければならない時期でもあります。

毛周期に合わせてコンスタントに照射することも、脱毛を効率良く終わらせるためには必要です。あまりギリギリまで待たずに、早めに予約を入れるなど、あらかじめスケジュールに組み込んでおくのがおすすめです。

VIO脱毛はいつから始めるといいの？

脱毛というと、水着を着たり肌を露出したりする夏前ぐらいからがちょうど良いかな…なんて思っている人も多くいます。

実際、脱毛サロンや医療脱毛クリニックもこの時期は混み合う傾向にあります。しかし、脱毛は１回では終わらず、効果を実感できるのも数回照射してからです。

つまり、夏前ぐらい…では全く間に合いません。

それでは、いつからスタートするのがベストなタイミングなのでしょうか？

自己処理をしているなら「いますぐ」

自己処理を続けることは、ずっと肌にダメージを蓄積させていることになります。

目立った肌トラブルが無くても、徐々に色素沈着かひどくなってきていたりします。

また、肌荒れを起こしてからだと、脱毛をしたくても照射してもらえず、なかなかスタートできません。

ムダ毛を処理するために肌のダメージをどんどん貯めていってしまうなら、すぐにでも脱毛をスタートしたほうが良いです。

「始めたいと思った時」が行きどき

Vラインやワキ脱毛は、肌寒くなってくる10月から１月にかけて、お得なキャンペーンをしていることが多くあります。

また、通年でも初めての人限定のお得なキャンペーンを行っている脱毛サロンや医療脱毛クリニックもあります。

「梅雨時期から夏」は毛の成長速度が速い

医療脱毛でも人気クリニックであるフェミークリニックのコラムによれば、1年の中でムダ毛の成長速度がもっとも速いといわれているのが、梅雨時期～夏にかけてなのだそうです。

6月頃から気温が高くなり、体温が上昇しやすいので新陳代謝も上がります。新陳代謝がアップすると、毛が成長するための毛母細胞も活発化するので、発毛が促されるという仕組みです。

多くの人がムダ毛を気にし始める初夏から夏にかけても、キャンペーンが多く開催されています。毛の成長が早いという６月から８月も、次の夏に向けて脱毛を始める絶好の機会です。

この記事のまとめ