ハイジニーナ脱毛の基礎知識
下着や水着からはみ出たり、生理のときに不快に感じたり、デリケートゾーンのムダ毛を鬱陶しいと感じることも多々ありますよね。
以前から海外ではハイジニーナな一般的でしたが、最近日本でも女優やアイドルがハイジニーナだと公表しており、ハイジニーナ脱毛の人気が上昇しています。
しかし「ハイジニーナ脱毛が完了するまでに必要な回数と期間がわからない…」「ハイジニーナにしたいけど、本当にしてしまって後悔しないか不安…」など、ハイジニーナ脱毛についてわからない点が多く、一歩を踏み出せないでいる女性も多いはず。
そこで、ハイジニーナとは何なのか、ハイジニーナ脱毛に必要な回数・期間・費用、さらにはおすすめの脱毛サロンについてまで、ハイジニーナ脱毛に関するあらゆることを調査してみました!
ハイジニーナのメリット・デメリットのほか、ハイジニーナ経験者の失敗談もまとめていますので、VIO部分のムダ毛でお悩みの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
ハイジニーナとは
ハイジニーナとは、アンダーヘアがまったくない無毛状態のことを言います。
別の言葉で「「パイパン」とも呼ばれることもありますが、これはアダルト関係や性風俗関係の女性の蔑称として使われることが多く、エステサロンのスタッフや脱毛業界の関係者たちにより「ハイジニーナ」という言葉が生み出されました。
語源は、“衛生”を意味する「hygiene(ハイジーン)」から誕生した和製英語です。外国では「ブラジリアンスタイル」とも呼ばれています。
脱毛サロンが使う「ハイジニーナ」はツルツル状態だけを指さない
日本国内では、VIOゾーンの毛をすべて無毛にしない場合でも、「ハイジニーナ脱毛」ということもあります。IラインをツルツルにしてVラインを少し残す場合にも「ハイジニーナ脱毛」と表現している脱毛サロンもあるのです。
脱毛サロンや医療脱毛クリニックが使う「ハイジニーナ脱毛」は、好みの毛量に処理したり、ビキニラインを好きな形に整えたりするだけで使われるケースもあります。
ハイジニーナになるまでに必要な回数と期間
【VIO脱毛の施術回数と効果の早見表】
サロン | クリニック | |
---|---|---|
3回 | 効果を感じはじめる |
毛が細くなったと感じる |
6回 | 自己処理がラクになる |
自己処理がラクになる |
12回 | 自己処理がラクになる |
脱毛完了 |
18回 | 脱毛完了 |
必要なし |
ハイジニーナにするには、脱毛サロンなら18回、医療脱毛クリニックなら10~12回ほどの施術回数が必要です。
脱毛は2~3ヵ月に1回の頻度で行うのが一般的なので、脱毛完了までにかかる期間は、脱毛サロンの場合は約3年、医療脱毛クリニックなら約1年8ヵ月となります。
また、医療脱毛クリニックが脱毛サロンより早く脱毛完了する理由は、脱毛機の出力レベルが強いからです。
医療脱毛は、医療機関で医師免許を持つ医師が施術を行うため、脱毛サロンの光脱毛よりも高出力のレーザーを使用することができます。
しかし、1度の施術で脱毛効果をしっかり得ることができる反面、その分施術時に痛みを伴います。
施術時の痛みは脱毛箇所や毛質、毛量によって個人差がありますが、毛が太くて皮膚の薄いVIOは、とくに痛みを強く感じやすい部位です。
医療脱毛クリニックでは希望を出せば麻酔を使えるところがほとんどですが、「麻酔を使っても痛かった」「痛すぎて耐えられずに諦めた」などの意見も見られます。
痛みに弱い人は、医療クリニックよりも出力が低く痛みも少ない脱毛サロンがおすすめです。
ハイジニーナ脱毛経験者に聞いた失敗談
ハイジニーナ脱毛をして後悔した人の体験談をまとめました。
少し前、友達が「パイパンにする!」と脱毛に通い始めたので、今どんな感じか聞いてみたら「伸び始めがかゆすぎる、後悔した」とのことでした。
生理のたびに不快に感じていたので、「アンダーヘアなんていらない!」と思い、ハイジニーナ脱毛をしたのですが、温泉にいくときとかはやっぱりはずかしい(笑)
今は若い年齢なのでいいのですが、自分がおばちゃんになった時に恥ずかしいなと思い、今さら後悔しています。
ツルツル状態のIOラインを見てかなりショックでした…。今までは毛に隠れて見えていなかったけど、けっこう黒ずんでいて、これなら毛で隠れている方がキレイな気がします…。
男性に聞いた!ハイジニーナ女子についてどう思う?
ハイジニーナの女性に対する男性の意見をまとめました。
男性一番人気は「自然な形」
男性は、無毛にするよりも、自然な逆三角形型の毛が残っているデザインの方を好む人が圧倒的に多いことが見て取れます。
全体的に毛を薄くし、しっかり手入れをした、バランスの取れているVIOデザインを理想とする男性も多数派です。
ハイジニーナの女性を理想とする人は、全体の8.8%と、10人に1人以下という結果となりました。
反対派
断固反対です!パイパンは風俗関係で働いている人に見えて、やりすぎだと思います。
全く毛がないのは好きじゃないです。自然な感じが良いです。
気にならない男性もいるのでしょうが、僕は正直引いてしまいます。
個人の考えですがハイジーナの女性はすごくはしたなく見えます。
アンダーヘアは少なくてもいいので、絶対にあってほしいです。ツルツルは逆に色気が減少する気がする。
賛成派
清潔感があるし、水着からはみ出ないし、レースの下着をつけても毛が透けないので、ハイジニーナはとてもキレイだと思います。
僕の奥さんはハイジニーナですが、清潔だし、僕はかわいいと思います。
いろいろと気にしてくれてるんだなぁと思うと、嬉しく思います。
「遊んでいそう」「はしたない」という意見が多く、反対派の男性の方が多いようです。しかし一方で「清潔感がある」「気にしてくれているのが嬉しい」など、好印象を持っている男性がいるのも事実。
すでにパートナーがいる場合は、ハイジニーナ脱毛をする前にパートナーの意見を聞いてみましょう。
まだパートナーがいない場合は、VIOの毛量を減らして、ナチュラルに清潔な形にしておくのをおすすめします。
ハイジニーナ脱毛のリット・デメリット
メリット
- 下着や水着から毛がはみ出ない
- 衛生状態が良い
- 肌トラブル改善に繋がる
- 自己処理のリスクがなくなる
- アンダーヘアが部屋に落ちなくなる
下着や水着から毛がはみ出ない
アンダーヘアをある程度残して脱毛した場合、動いた時に下着や水着からアンダーヘアがはみ出してしまう可能性があります。
ですが、ハイジニーナにしていれば、どんなに激しく動いたとしてもアンダーヘアはみ出してしまうことはありません。
また、総レースのおしゃれな下着や布面積の小さいTバッグなどでも、自信を持って着こなすことができます。
衛生状態が良い
デリケートゾーンは湿気がこもりがちになるため、とても蒸れやすいです。
蒸れると、汗や皮脂汚れなどの雑菌を繁殖させてしまい、デリケートゾーンの悩みでもあるイヤなニオイを発生させる原因となってしまいます。
また、生理時の経血や排泄物がアンダーヘアについてしまうことも多く、清潔な状態をキープするのが難しいです。
しかし、アンダーヘアがすべてなくなれば、通気性も良くなるうえに、経血や排泄物が付着しません。
その結果、清潔感がアップし、イヤなニオイも軽減されます。
肌トラブル解消に繋がる
デリケートゾーンは、蒸れやすく雑菌が繁殖しやすいため、吹き出物やかゆみ、かぶれなどの肌トラブルが起きやすい場所です。また、かゆみやかぶれは、肌が黒ずみ、色素沈着を引き起こす原因ともなってしまいます。
ハイジニーナ脱毛をすれば、通気性がよくなるので、雑菌の繁殖を防ぎ、肌トラブルの発生を防ぐことができ、黒ずみの解消にも期待できます。
自己処理がなくなる
デリケートゾーンのムダ毛をカミソリなどで自己処理する人は多くいます。
ですが、IラインやOラインは、自分の目で確認できないため、無理な自己処理で怪我をしてしまうリスクが高いです。
自己処理によって肌が傷つくと、黒ずみや色素沈着を引き起こす原因となってしまいます。
ですが、脱毛サロンや医療脱毛クリニックでハイジニーナ脱毛をしてしまえば、自己処理の必要がなくなるため、肌トラブルや黒ずみのリスクとさよならできます。
アンダーヘアが部屋に落ちない
リビングやキッチン、トイレなどでアンダーヘアを発見し、恥ずかしい思いをしたことはありませんか?
犬や猫の毛に生え変わりの時期があるように、人間の体毛にも「毛周期」という生え変わりがあり、これによって自然と毛が抜け落ちているんです。
そのため、洋服を着替える時など、ふとしたタイミングでアンダーヘアが落ちてしまうことがあります。
ですが、アンダーヘアをツルツルに脱毛すれば、抜ける毛がありません。
知らないうちに毛が落ちて恥ずかしい思いをすることもなくなります。
デメリット
- 生理中に横漏れやかぶれが起こることがある
- 温泉などで回りの視線が気になる
- パートナーにより好みが分かれる
- 年齢を重ねたときに恥ずかしい
生理中に横漏れやかぶれが起こることがある
生理時、アンダーヘアは経血を押しとどめる防波堤のような役割も果たしています。
これにより経血汚れが付いてしまうデメリットもあるのですが、ハイジニーナ脱毛でヘアがなくなりツルツルの状態になると、経血が横漏れしやすくなることがあります。
経血量が多い人は、ナプキンをこまめに取り換えるか、膣内で経血を吸収してくれるタンポンの併用がおすすめです。
また、ナプキンが肌に直接あたるようになるため、ナプキンの化学繊維でかぶれてしまう人もいます。
そんな人は布ナプキンを検討してみてください。布ナプキンは、綿などの肌に優しい自然素材で作られており、通気性にも優れているため、肌が弱い人にもおすすめです。
温泉などで周りの視線が気になる
日本では、脱毛する人こそ増えてきたものの、ハイジニーナ脱毛はまだまだ主流ではありません。
ハイジニーナにした人の中には、温泉や銭湯へ行ったとき、知らない人にジロジロとあそこを見られてしまったり、友達に驚かれてしまったりする経験がある人も多いです。
そういった時のために、アンダーヘア用のウィッグが販売されています。
ウィッグの相場は、5枚入りで2万円程度と決して安い値段ではありませんが、「どうしても人の目が気になる」という方は、検討してみてください。
パートナーにより好みが分かれる
ハイジニーナに対する偏見は現在でも少なくなく、男性によっては「性経験が豊富」だと捉えられてしまう場合もあります。
ちなみに、男性に1番人気は「アンダーヘアを残した自然な形」です。
ハイジニーナにする場合は、すべての毛をなくすという選択肢だけでなく、形を整える、Iラインだけ脱毛するなど、付き合う男性やパートナーに合わせて決めることも検討しましょう。
年齢を重ねたときに恥ずかしい
年齢を重ねるとフェイスラインがたるむように、デリケートゾーンもたるんでしまいます。
無毛の状態だと、デリケートゾーンのたるみを隠すことができないため、より目立ってしまい、恥ずかしい思いをする可能性もあります。
また、若いときはハイジニーナでも良いかもしれませんが、おばあちゃんになったときに後悔するかもしれません。
実際に口コミを調査していると「若いときはよかったけど今では後悔している」という意見もありました。
おすすめの脱毛サロンと医療脱毛クリニック
ハイジニーナ脱毛ができるおすすめ脱毛サロンと医療脱毛クリニックをまとめました。
VIOの脱毛し放題プランのある「銀座カラー」
コース | 料金 |
---|---|
全身脱毛し放題(美肌潤美なし) | 月額9300円 (総額38万9000円) |
銀座カラーは、顔とVIOも含んだ全身を脱毛し放題なので、満足がいくまで通う続けることができます。
産毛で効果がでにくい顔脱毛や、粘膜部分に近いために照射パワーの落とされるVIOも脱毛し放題なので、ツルツルにすることができます!
また総額を支払い終わっても通い続けることができるので、一生ツルツルのお肌をキープしたい人にとてもおすすめです。
医療脱毛の中でも抜群に安い「リゼクリニック」
コース | 料金 | 実施院 |
---|---|---|
VIO脱毛セット(トライアル5回) | 4万6112円 | 新宿院・渋谷院・銀座院・大宮院・柏院・大阪梅田院・心斎橋院・神戸三宮院・京都四条院・名古屋栄院・名古屋駅前院・仙台院・広島院・福岡天神院 |
VIO脱毛セット(通常) | 9万9800円 | 上記以外の院 |
医療脱毛クリニック「リゼクリニック」は、最新の医療レーザー脱毛機器と、医師とスタッフによる丁寧なダブルカウンセリングのある安心安全のクリニックです。
施術室は完全個室を多く用意していており、かつスタッフは全員女性なので、男性には言いづらいVIO部分の相談もしやすいという魅力があります。
リゼクリニックのVIO脱毛セットは、「トライアル5回プラン」と「通常プラン」の2つがあり、「トライアル5回プラン」の方が安いですが、受けられる院が限定されています。
もちろん、「通常プラン」でも他の医療脱毛クリニックと比べてかなり安いです!
つるはだでいちばん人気の医療脱毛クリニック「レジーナクリニック」では、VIO脱毛5回セットで12万9000円なので、比較するとリゼクリニックの安さがよくわかりますよ。
時的なハイジニーナならワックス脱毛がおすすめ
一度ハイジニーナ脱毛をすると、ほとんど毛が生えてこなくなります。そのため、若い時は良くても「歳を重ねてから後悔した」という人も少なくないんです。
「将来が不安」という人は、ブラジリアンワックス脱毛で一時的にハイジニーナ脱毛にすることをおすすめします。
ワックス脱毛とは、脱毛部分にワックスを塗って、ワックスごと毛を引き剥がしてムダ毛を処理する脱毛法です。
毛を毛根から引き抜くため、痛みが強いことが欠点となります。
しかし、耐えられないレベルの激痛は初回のみが多く、処理回数が増えるごとに毛量が減り、毛も細くなっていくため、徐々に痛みも軽くなっていきます。
また、毛根ごと引き抜くため、新たに生えてくる毛の先も柔らかく、シェービング後のようなチクチクとした不快感がありません。
サロンでのワックス脱毛は1回3000~6000円程度で受けられ、2週間程度はほぼツルツルの状態が続きます。
ハイジニーナ体験や初回限定の割安価格でできるところもあるので、一度ハイジニーナを試してみたい方におすすめです。
ハイジニーナ脱毛前の自己処理
ハイジニーナ脱毛をする前には、事前処理を自分で済ませなくてはなりません。
間違った自己処理を行うと、肌を傷つけたり、肌トラブルを引き起こしたりする原因となってしまいます。
正しく安全にできる自己処理方法のポイントや手順をまとめたので、セルフケアの参考にしてください。
用意するもの
- 電気シェーバー(顔用がおすすめ)
- ウェットティッシュ
- ハサミ(眉用がおすすめ)
- 保湿剤
- 鏡
処理する部分を清潔にする
デリケートゾーンの処理に入る前に、まずは汚れをしっかりと落とし、清潔にしましょう。
入浴後がおすすめですが、難しい場合は、赤ちゃん用のおしりふきなど、刺激の少ないウェットティッシュで処理する部分の汚れをふき取ります。
長い毛は3~5ミリ程度までにカットする
アンダーヘアの毛量が多かったり、毛が長かったりすると、電気シェーバーがなかなか通らず、手入れが進まないことがあります。
剃る前にハサミで3~5ミリ程度に切っておくと、処理がしやすいです。
蒸しタオルで温める
毛には、“ケラチン”という成分が多く含まれています。
このケラチンには「温めると柔らかくなる」性質があり、シェービングする前に蒸しタオルで温めておくことで、シェーバーが引っかかりにくくなり、スムーズな処理が可能です。
刃が肌にあたる時間が短くなれば、肌への負担も軽減することができるので、肌トラブルを防ぐことにも繋がります。
ちなみに、入浴後すぐに処理する場合は、タオルであたためなくても大丈夫です。
毛の流れに沿って剃る
シェーバーを肌にぴったりとあてて、片手で皮膚を引っ張りながら毛の流れに沿って処理していきます。
このとき、毛流れとは逆方向に剃ってしまいたくなりますが、逆剃りすると毛と一緒に皮膚も削り取ってしまう可能性があるので控えましょう。
自分の目では見えづらいIラインやOラインは、鏡を使って確認しながら、慎重に進めていきます。
冷やしたタオルでクールダウン
電気シェーバーは、刃が肌に直接あたらないような構造となっていますが、シェービングした後の肌には大きな負担がかかっています。
そのため、冷やしたタオルや水で濡らしたタオルなどで、処理した部分を冷やし、クールダウンさせ、肌の炎症を抑えましょう。
保湿
シェービング後の肌は、シェーバーによる刺激でとても敏感になっています。
下着や服の摩擦など、些細な刺激であっても、赤みやかゆみを引き起こしかねません。
乾燥による埋没毛や毛嚢炎、色素沈着による黒ずみを防止するためにも、しっかり保湿し潤いを与えることが重要です。
保湿には、普段フェイシャルケアに使用している、低刺激の化粧水やクリームを使用しましょう。
この記事のまとめ
ハイジニーナ脱毛の基礎知識や、施術範囲、メリット・デメリット、そしておすすめの脱毛サロン、医療脱毛クリニックをお伝えいたしました。
ハイジニーナに対する意見は人それぞれありますが、清潔感を保つことができ、毛の不快感から解放されるメリットは魅力的です。
経血漏れや偏見の目は、生理用品やVIOのデザイン、毛の残し方によって解決できます。
また、脱毛サロンや医療脱毛クリニックでハイジニーナにしたい場合、VIOセットより全身脱毛コースの方が割安になる場合もあります。
ほとんどの脱毛サロン、医療脱毛クリニックでは無料カウンセリングをおこなっているので、ハイジニーナ脱毛に関する不安や疑問はもちろん、予約の取りやすさや追加料金の有無、キャンセル料について、契約前に効いておくと安心です。