腕毛の処理方法は一律じゃない!部位別の正しい処理方法

公開日:2018/06/09 更新日:2019/03/08

腕のムダ毛は、普段から目につきやすい場所ということもあり、自己処理をする人がとても多くいます。その自己処理方法もカミソリや脱毛クリームなど人によっていろいろあります。

ムダ毛が伸びるスピードが他の場所に比べてとても早いので、毎晩処理をしても翌朝には再び毛がうっすらと生えている…なんてことも珍しくありません。

しかし、腕はとても範囲が広く、さらに平面だけでなく曲面になっている部分もあるので、すべてを同じように処理すると肌トラブルを起こしてしまう可能性が少なくありません。

そこで今回は、腕毛のトラブルにはどんなものがあるのか、また、部位別の正しい処理はどうすればよいのかを詳しく紹介します。

腕のムダ毛、実は肌トラブルが多発している!?

腕毛を処理する方法には、カミソリ・毛抜き・脱毛(除毛)クリーム・抑毛タオル・ブラジリアンワックス(セルフ)など、さまざまな種類があります。

腕は直線的でムダ毛が目に見えやすい場所なので、自己処理がやりやすいと感じている人も多いですが、実は肌トラブルも頻発しており「対処に困っている」という口コミも多く見られます。

以下に、主な肌トラブルを紹介します。

処理するたびに黒いブツブツが増えていく…

カミソリや毛抜きで処理をしている人に多いのが、このトラブルです。黒いブツブツが増える原因には、主に次の2つが考えられます。

1.カミソリによって毛の根元の太い部分が直線的にカットされ、黒く目立ってしまった。

2.カミソリや毛抜きにより刺激を受けた皮膚の表面がダメージを受けると、傷を治そうとして薄い皮膚を生成する。その薄い皮膚が膜となって毛穴を塞ぎ、皮膚の下で毛が成長してしまう埋没毛ができる。

さらには、毛抜きで無理やりムダ毛を引き抜く際に、毛がちぎれて毛穴の中に中途半端に残ってしまったり、毛細血管から出血してしまったりというような理由も考えられます。

いずれの理由にしろ、処理をするたびに黒いブツブツが増えていってしまったのでは、ムダ毛の処理が逆効果になりかねません。

赤くヒリヒリしてかゆみが起こってしまう

ムダ毛を処理した部分が赤くヒリヒリしたり、かゆみが起こってしまったりする症状も、よくあるトラブルの1つです。原因としては、カミソリ負け、脱毛・除毛クリームの刺激、抑毛タオルでの擦り過ぎなどが挙げられます。

カミソリで処理をする場合、ムダ毛と一緒に肌の表面の角質も削り取ってしまうため、特に敏感肌の人は肌荒れやカミソリ負けを起こしやすいと言えます。

また、脱毛・除毛クリームは肌表面のたんぱく質を溶かして除毛するため刺激が強く、肌トラブルを引き起こすリスクがあります。

そして、抑毛タオルでの擦り過ぎも、摩擦により角質が削り取られ肌に悪影響を与えるため、おすすめできません。

ニキビのような赤いブツブツができて痛い

毛抜きで無理に毛を抜いたり、カミソリの使い方を間違えて剃毛を繰り返したりしていると、肌の表面が傷ついて毛穴に雑菌が入り、炎症を起こしてしまいます。

炎症はニキビのような赤いブツブツができ、痛みやかゆみを生じさせる恐れがあります。

また、埋没毛を針でほじくったり、毛抜きで無理やり引き抜こうとしたりすると、同様に皮膚が傷ついて炎症を引き起こします。

酷い場合は炎症が悪化して化膿したり、色素沈着を起こしてしまったりする恐れもあるため、注意が必要です。

肌にまだらに黒ずみがおきた

自己処理を繰り返していたら、肌がまだらに黒ずんできたというケースもあります。これもまた、誤った処理方法のせいで肌がダメージを受け、引き起こされる症状の1つです。

特に多いのが、カミソリを使った処理によるダメージです。カミソリで繰り返しムダ毛を剃ることで皮膚が傷つき、適切な対策を講じないまま同様の処理を続けた結果、ダメージを受けた箇所に色素沈着が起きて肌が黒ずんでしまうのです。

また、近年人気のブラジリアンワックスも、使用方法を誤ると、とても危険です。ブラジリアンワックスを安全に行うためには温度管理が重要ですが、十分な知識を持たない素人が自己流で処理をしようとすると、ワックスの温度を熱くしすぎてやけどを引き起こす恐れがあります。やけどの傷はとても治りにくく、ケロイドや色素沈着を起こす可能性が高いため注意が必要です。

腕の部位別・正しい自己処理方法

腕は、ひじ上(二の腕)ひじ下ひじの3つのパーツに分けられます。ここでは、パーツごとにおすすめの処理方法をご紹介します。

ひじ上(二の腕)は広範囲をカバーできる方法で

ひじ上は処理をする面積が広いため、広範囲をカバーできる電気シェーバーや脱毛クリームでの処理がおすすめです。

ひじ上には自分では見えにくい部分があり、特に二の腕の裏側は直接見ることができない部分ではありますが、実は意外とムダ毛が生えています。そのため剃り残しや剃りムラが起きやすく、普通のカミソリでの処理はケガのリスクも高くなるためおすすめできません。

ひじ下はどの方法でもOKだが、やりすぎに注意

ひじ下は、ひじ上やひじに比べるとムダ毛も見やすく、自分の目で見えにくい部分も少ないため、とても処理をしやすい部位です。そのため、電気シェーバーや脱毛クリーム、ブラジリアンワックスなど、どの方法で処理をしても基本的にはOKです。

ます。しかし、処理がしやすい部位だからこそ、脱毛をしすぎて、色素沈着や肌荒れを起こしやすい場所でもあります。また、ほかの部位に比べるとムダ毛の伸びるスピードが早いため、頻繁に処理が必要になり、肌への負担も大きくなりがちです。

いちばんおすすめでお手軽な自己処理方法は、電気シェーバーです。電気シェーバーを使う際は、肌にシェーバーを押し付け過ぎず、肌に垂直に当てまっすぐ動かすことが大切です。

脱毛クリームや、温度管理が要らないシートタイプのブラジリアンワックスもおすすめです。ただし、敏感肌の人はクリームやワックスにかぶれてしまう恐れもあるため、使用する際は注意してください。

皮膚が良く伸び縮みするひじは小回りの効く方法が◎

関節部分にあたるひじは、皮膚がよく伸び縮みする部位です。その分しわやたるみなども多いため、顔用電気シェーバー・脱毛クリーム・毛抜きなど小回りの利く方法がおすすめです。

ひじのムダ毛は腕毛の中でも特殊です。ひじに多量の毛が生えている人は少ないですが、1~2本ひょろっと長い毛が生えているケースもあります。ムダ毛が少ない部位だけに、長い毛が1~2本生えていると非常に目立ってしまいます。

さらに先述の通り、ひじは皮膚がよく伸び縮みする部位のため、小回りの効く顔用シェーバーや、脱毛する場所の形状を選ばない脱毛クリームを使っての処理がおすすめです。ムダ毛の数が数本程度であるなら、毛の流れに逆らわないように注意しながら、毛抜きで手軽に処理をしても良いでしょう。

どの部位も必ず処理後のケアを!

肌に一番優しいと言われる電気シェーバーを使っても、ムダ毛を処理した後の肌は多少なりともダメージを受けており乾燥しやすい状態です。そのまま放置していると、さまざまなトラブルを引き起こしかねません。

部位や方法に関わらず、ムダ毛の処理を行った後は必ずアフターケアをしてください。冷やしたタオルで処理した部分をクールダウンさせ、毛穴を引き締めるだけでも炎症や赤みなどの肌トラブルを防ぐことができます。

また、普段使用している化粧水やボディークリーム、ワセリンなどを使ってしっかり保湿をすることも大切です。

脱毛サロンや医療脱毛クリニックでの脱毛も視野に

ひじ上(二の腕)、ひじ下、ひじなど、腕全体をきれいに自己処理しようとすると、範囲が広いため30分から1時間程度の時間が必要です。それを毎日繰り返すとなると、正直とても面倒ですよね。

毎日の自己処理なんてとてもしていられない!という人は、脱毛サロンでの光脱毛や、医療脱毛クリニックでの医療レーザー脱毛を検討してみるのもおすすめです。

脱毛サロンや医療脱毛クリニックで処理を行うと、自己処理がほとんど要らない程度まで脱毛することができます。

ここでは、脱毛サロンやクリニックを利用する際の注意点を詳しくご紹介します。

自己処理がいらなくなるまでは1年~2年必要

腕毛は、その他の部位に比べるとムダ毛の色素が薄く毛も細いため、脱毛効果をなかなか実感できないのでは?と思う人も多くいるかも知れませんが、そんなことはありません。毛が細いと言っても顔や背中に生えている産毛よりは濃いので、脱毛効果をしっかりと実感することができます。

一般的に、自己処理が要らない状態になるまでには、脱毛サロンなら12回(約2年)医療脱毛クリニックなら5回(約1年)、サロンやクリニックに通い、光やレーザーの照射が必要となります。

長い時間に感じられるかもしれませんが、毎日数十分もかけて終わりの見えない処理を繰り返すことを考えれば、2~3カ月のペースで通い、自己処理がいらない程度まで脱毛できる脱毛サロンやクリニックは、とても便利な存在と言えます。

特に、2~3日に1度は処理をしないとムダ毛が目立ってしまう毛深い女性や、自己処理の後の黒いブツブツに悩んでいる人はぜひ、無料カウンセリングを受けてみてください。

サロンでは腕のパーツ分けに注意する

「腕」とひとことに言っても、その部位は細かく分けられています。一般的にサロンでは、「ひじ上」「ひじ下」に加え、手の甲と指が範囲に入った3つのパーツが基本です。

人気サロンのキレイモでは、上記の3つのパーツに加え「ひじ」が脱毛範囲に入っていますが、サロンやクリニックより、範囲に含まれていないこともあります。ひじの脱毛を希望する場合は、無料カウンセリングで脱毛部位をきちんと確認しておきましょう。

「ひじ下」だけでは境目が気になる

ノースリーブや短めの半袖を着る機会が少ない、費用を節約したいなどの理由で、ひじ下だけを脱毛する人もいますが、処理が進むにつれて、脱毛している部分としていない部分の差がくっきりと分かってしまいます。

そのため、脱毛サロンや医療脱毛クリニックで脱毛をする場合は、腕全体を一気に処理してしまった方が良いでしょう。

この記事のまとめ

普段から目につきやすい部位だからこそ、ムダ毛も気になってしまう腕。ワキやVIOに比べると、比較的自己処理をしやすい部位でもありますが、その分、誤った方法で処理をしている人も多く、思わぬ肌トラブルを引き起こしています。

自己処理をする場合、基本的には顔用と体用の電気シェーバーを使用するのがおすすめです。肌に直接刃が当たらない仕組みになっているので、ケガのリスクも少なく、スムーズに処理ができます。

また、ヒジなどの曲線で皮膚がゆったりと柔らかい部分や、二の腕の後ろ側など自分の目で見えにくい範囲であれば、脱毛クリームなどを併用してください。

もっと腕脱毛に関しての詳細や、おすすめの脱毛サロンや医療脱毛クリニックを知りたい人は【プロにお任せしたい腕脱毛おすすめ脱毛サロンと医療脱毛】の記事を読んでみてください。

この記事を書いた人
ako
ako
ニードル脱毛は3本で断念。光脱毛や医療脱毛、ブラジリアンワックスに糸脱毛と、国内で行われている脱毛方法はほぼすべて網羅。 これまで書いてきた脱毛に関する記事は1000を超える。ちまたでは「脱毛ライターのプロ」って呼ばれているのさ(自称)。