ちゃんと知ってる?全身脱毛のメリット・デメリットをお教えします

公開日:2018/03/20 更新日:2020/04/13

みなさん脱毛と聞くと、どの部位をイメージするでしょうか。

腕や足、ワキ、VIOのみ脱毛をする方は多いですが、それらは「部分脱毛」と呼ばれている、気になる部分だけを選んで脱毛することです。

では、「全身脱毛」とは何でしょうか?部分脱毛との違い、全身脱毛のメリットとデメリットを紹介します。

全身脱毛ってどこからどこまで?

「全身脱毛」ですから、顔から足の先までと思っている人が多いかもしれませんが、実はそうではありません! 脱毛サロンや医療脱毛クリニックが脱毛の対象にしている部分すべてを脱毛することを全身脱毛と言います。

ですから、同じ全身脱毛でも脱毛サロンや医療脱毛クリニックによって部位が異なることがあります。

例えば「キレイモ」や「恋肌」など、全身脱毛専門の脱毛サロンとうたっている場合には、全身脱毛には顔も含まれています。しかし「ミュゼプラチナム」のように、部分脱毛を得意としている脱毛サロンの場合には、全身脱毛に顔が含まれていません。

また、顔と言ってもおでこや鼻は含まない脱毛サロンや医療脱毛クリニックもありますし、背中と言ってもうなじ(えりあし)を含まないこともあります。

さらに、全身と言っても顔やVIO脱毛はすべてオプションという場合もあります。それが顕著なのは医療脱毛クリニックであり、「リゼクリニック」では全身脱毛という名前の付いたコースが4種類、「レジーナクリニック」には3種類用意されているので、自由度が高いと言えます。

そこで、人気の脱毛サロンや医療脱毛クリニックの全身脱毛の部位数、顔やVIOが含まれるか、VIOはハイジニーナ(すべて脱毛すること)が可能かどうかまで、細かく一覧表にまとめました。

脱毛サロンや医療脱毛クリニックを選ぶ時の参考にしてください。

◎脱毛サロンの全身脱毛範囲一覧表

脱毛サロン名 全身脱毛の部位数 顔の有無と範囲 VIO ◯はハイジニーナ対応 △はハイジニーナ不可
ストラッシュ 61カ所 ◯(全顔) ※眉間、小鼻は別料金
PIKARI 55カ所 ◯(全顔)
恋肌 55カ所 ◯(全顔)
シースリー 53カ所 ◯(全顔) ※顔にえりあしを含む
キレイモ 33カ所 ◯(全顔)
銀座カラー 24カ所 ◯(全顔)
グレース 23カ所 ◯(半顔) ※ほほ、もみあげ、鼻下、 口下、あごのみ
ミュゼ 22カ所

◎クリニックの全身脱毛範囲一覧表 ※◯✕の条件は脱毛サロンと同じです

クリニック名 全身脱毛のプラン名 顔の有無 VIOの有無
レジーナクリニック ライト
ゴールド
プラチナ
アリシアクリニック 全身脱毛セット
全身脱毛セット(VIO付き)
リゼクリニック 全身脱毛プラン
全身脱毛+VIO
全身脱毛+顔
全身脱毛+VIO+顔

全身脱毛のメリット8!

脱毛したいと思う場所だけ脱毛をチョコチョコと行うなら、全身脱毛を行ってしまったほうが良いと思うおすすめポイントはなんと8つもあるんです!

メリット1:面倒な自己処理が格段にラクに!

以下の表は、脱毛サロンや医療脱毛クリニックで脱毛を行う場合の回数と、脱毛状態の目安です。
◎脱毛サロンで全身脱毛を行う場合の回数と目安

回数 期間(最短) 脱毛の状態
1~3回 約0~4カ月 ほぼ脱毛状態に変化なし
なんとなくムダ毛が減ってきたかな程度
4~6回 約6カ月~10カ月 ムダ毛が薄くなってきたなど、脱毛の効果を実感
しかし自己処理は必要。太い毛も普通に生えてくる
6~12回 約10カ月~2年 自己処理の回数が減り、日々のお手入れがラクに
ワキなどの太い毛が細くなってくる
12~18回 約2~3年 自己処理がほぼ必要なしに!
ムダ毛はたまに、細い毛を見つける程度

◎クリニックで医療レーザー脱毛を行う場合の回数と目安

回数 期間(最短) 脱毛の状態
1~3回 約0~4カ月 毛量が減ってきて、自己処理がラクになる。
ただし、太い毛もまだ普通に生えてくる
4~5回 約6カ月~8カ月 クリニックが推奨する最低限必要な回数
自己処理は格段にラク。毛は若干生えてくる
6~8回 約10カ月~1年2カ月 ほぼ自己処理は必要なくなる
大抵の人がここで満足して脱毛を卒業する

自分の理想とする脱毛状態にもよりますが、自己処理がほぼ必要がなくなる程度まで脱毛を行うことができます。

例えば、毎日10分間をムダ毛の処理にあてていたと仮定した場合、年間でなんと約60時間も毛の処理にあてている計算になるため、大幅に時間を節約できることになります。

メリット2:肌へのダメージが少なくなり、素肌美人に

自己処理をする場合、大抵の人がカミソリや毛抜を使用していると思います。

カミソリでの自己処理は、カミソリ負けや赤いブツブツ、肌荒れ、色素沈着の肌トラブルの原因になります。毛抜の場合も、黒いブツブツや埋没毛などに悩まされることが多いです。

脱毛サロンや医療脱毛クリニックで脱毛を行ったら、肌トラブルが減少するどころか、肌がキレイになったと感じる人が多くいます。今まで皮膚を覆っていたムダ毛がなくなるため、肌色がワントーン明るくなります。

それに肌のキメが整うので、保湿剤や化粧品の浸透力もアップし、うるうるでツヤツヤの素肌に自信が持てるようになります。顔であれば化粧のりが良くなり、ヒジ下やヒザ下、背中などを露出するファッションも楽しめるようになります。

メリット3:部分脱毛を追加していくより総額が安い

ワキとヒザ下だけのつもりだったけど、結局は全身脱毛に切り替えた…という声も多く聞かれるぐらい、部分脱毛から全身脱毛へプラン変更をする人が多いです。

全身脱毛と部分脱毛、脱毛するならどちらがおすすめ?】の記事でも紹介していますが、脱毛したい部位が3~4カ所程度あるのであれば、最初から全身脱毛を選んだほうが特になります。

例えば、全身脱毛も部分脱毛にも対応している「銀座カラー」の料金で見てみます。

全身脱毛(顔は除く)のコースは29万5000円です。部分脱毛で人気の部位は、ワキ・ヒジ下・ヒザ下・VIOなので、各部位の料金を合計し比べてみます。

脱毛箇所 金額 合計
新・全身脱毛コース(顔除外・22カ所) 29万5000円 29万5000円
両ワキ 3万7600円 18万8000円
ヒジ下(スタンダードチョイス) 7万5000円
ヒザ下(スタンダードチョイス) 7万5000円
VIO(4カ所・スペシャル価格) 15万1152円 33万9152円

両ワキ・ヒジ下・ヒザ下の3部位だけであれば、18万8000円なので、全身脱毛をするよりも料金が安いです。
しかし、これにVIOの料金を加算すると、33万9152円となり、全身脱毛をするよりも料金がアップしてしまいます。

全身脱毛なら22カ所行えるのに、希望部位の4カ所(脱毛部位としては7カ所)だけで料金が超えてしまうのですから、その差は歴然です。

メリット4:月額制を行っていて、気軽に通える脱毛サロンが多い

脱毛といえば最初に大きな金額を用意しておかなくてはならない…というイメージですが、全身脱毛を行うのであれば、月額制を採用しているところも多いです。

月額制であれば、毎月1万円前後で全身脱毛をスタートすることができます。

例えば、以下の脱毛サロンや医療脱毛クリニックで月額制を採用しています。

脱毛サロン名 月額料金
(月額のタイプ)
通うペース
(最短)
全身脱毛1回の料金
PIKARI 7800円
(月額タイプ)
2カ月に1回 29万5000円
ストラッシュ 7980円
(月額タイプ)
2カ月に4回 1万5960円
キレイモ 9500円
(月額タイプ)
2カ月に1回 1万9000円
恋肌 1435円
(月額タイプ)
12カ月に1回 1万7220円
シースリー 5800円
(ローンタイプ)
1カ月に1回 3万5000円
(12回で算出)
銀座カラー 3300円
(ローンタイプ)
2カ月に1回 1万6500円
(6回で算出)
グレース 5200円
(ローンタイプ)
2カ月に1回 4万1600円
レジーナクリニック 6300円
(ローンタイプ)
2カ月に1回 4万8960円
アリシアクリニック 9100円
(ローンタイプ)
2カ月に1回 6万9669円
リゼクリニック 1万3000円
(ローンタイプ)
2カ月に1回 6万2400円

月額制にはスポーツジムのように毎月一定金額を支払い、いつでも好みの脱毛状態になったら止めることのできる月額タイプと、脱毛料金の総額を支払い希望の月数で割るローンタイプがあります。

1年間支払って1回しかできないという脱毛サロンもありますので、月額の中身はしっかり確認してください。

メリット5:境目やムラのないきれいな仕上がりに

メリット3の項目でも少しお伝えしましたが、最初は部分脱毛を希望していたけれど、全身脱毛に変更したという人が多いです。

例えばヒザ下だけ脱毛したとすると、脱毛していないヒザやヒザ上の部位、足の甲や足の指の毛が気になってしまうからです。
全身脱毛をしてしまえば、脱毛している部分としていない部分の境い目がないので、ムラのないキレイな肌に仕上がります。

メリット6:ムダ毛の見落としで恥をかく心配もなし

自宅で自己処理をする時には、やはり見える部分のみしか脱毛をすることができません。

しかし、実は太ももの裏側、えりあしからうなじ、背中、お尻、Iライン、Oラインなど、例え鏡を使用したとしても見えにくい部分の毛は見落としがちになってしまいます。

また、あまり肌を露出しない季節でも室内が暑かったり、ふとした時に腕まくりをしたりなどで、脱毛をしてないフサフサのムダ毛を見られてしまったということもよくあります。

全身脱毛をしておけば、うっかり油断して恥ずかしい思いをしたということもなくなります。

メリット7:コンプレックスから解放される

ムダ毛が多いことがコンプレックスとなってしまい、内向的になってしまう人も多いです。

せっかく友だちとのリゾート旅行や温泉旅行などを企画しても、ムダ毛が多いことを心配するあまり、参加できなかったり、心から楽しめなかったりなんて、本当に残念ですよね。

また、おしゃれを楽しみたいと思っているのに、肌を露出することがイヤで洋服を楽しめない人も少なくありません。

しかしその悩みは、脱毛サロンや医療脱毛クリニックで脱毛をすれば解消できることなのです!脱毛はコンプレックスから開放してくれます。

メリット8:彼や男性からの評判も良くなる!

女性だって人間ですから、ムダ毛は生えます。しかし男性の多くは「女性にはムダ毛がないのは当たり前」と思っています。

口コミなどを見ると、女性にムダ毛が生えていて幻滅したとか、剃った後のジョリジョリとした感触がイヤという男性のコメントを良く目にします。

脱毛サロンや医療脱毛クリニックでの脱毛は、毛が細くなったり、生える頻度が激減したりと、肌はつるつるの状態をキープされます。ふと触れてしまったときでも、ジョリジョリとした感触は皆無です。

全身脱毛のデメリットは?

もちろん、全身脱毛にもデメリットはあります。5つのデメリットを詳しく見ていきましょう。

デメリット1:やっぱり大きな費用が必要

メリットの項目で、月額制で手軽に始められるとしましたが、脱毛は1回では完了しません。

自分の理想とする脱毛状態になるまでには、脱毛サロンであれば6回~12回、医療脱毛クリニックであれば5回程度は通う必要があります。

各脱毛サロンの6・12・18回、医療脱毛クリニックの5回のパックプランの費用を比較してみます。
◎サロンの脱毛料金一覧

サロン名 6回パックプラン 12回パックプラン 18回パックプラン
PIKARI 7万8840円 15万円 19万8000円
ストラッシュ 9万5760円 18万1800円 26万2440円
キレイモ 11万4000円 21万2040円 29万700円
恋肌 9万2407円 17万5575円 24万9538円
シースリー 8万7963円 17万5926円(13回)
銀座カラー 9万9000円 19万5000円 なし

※価格は税抜きです。※料金は一括払い時の金額です。
※シースリーの全身脱毛プランは顔とI・Oラインが除外です

脱毛サロンの場合、6回なら10万円前後、12回なら15万円から約23万円以上、18回なら20万円から40万円近くになるところまでさまざまです。

料金は一括で支払う金額ですので、ローンを組んだり分割払いを考えたりしているなら、金利分が上乗せになります。

◎クリニックの全身脱毛5回の料金一覧

クリニック名 全身脱毛5回分の費用
アリシアクリニック 28万8750円~49万1440円
レジーナクリニック 18万9000円~39万3000円
リゼクリニック 29万9000円~39万7000円

医療脱毛クリニックの料金が幅広いのは、「全身脱毛」の中に顔やVIOを含むかどうかの自由度が高いためです。

アリシアクリニックの場合、VIOの脱毛を揃える程度でいいのか、ハイジニーナにするのかでも料金が変動します。

脱毛サロンでも医療脱毛クリニックでも、まず自分がどの状態の脱毛を希望するのか、しっかりと考えておく必要があります。

デメリット2:完了までには結構な期間がかかる

メリット1の【面倒な自己処理が格段にラクに!】の項目でもお伝えしましたが、自分の希望する脱毛状態になるまでには、やはり期間がかかります。

なぜなら、毛には毛周期と呼ばれるサイクルがあり、「休止期→成長期→退行期」を繰り返しています。脱毛サロンの光脱毛でも、医療脱毛クリニックの医療レーザー脱毛でも、成長期の毛に光を照射し、毛の黒い色素(メラニン色素)を媒体として毛根にダメージを与えることで脱毛を行うため、2~3カ月に1度のペースで通う必要があるからです。

自己処理がいらない状態までには、医療脱毛クリニックなら約1年、脱毛サロンなら2〜3年も掛かってしまいます。

最近では毛周期に左右されない脱毛方法を取り入れいている脱毛サロンや医療脱毛クリニックもありますので、期間を短くしたいと思うなら、SHR方式やバルジ式と呼ばれる方法を採用しているところを検討してください。

毛周期に関する詳細は【脱毛は「毛周期」が大切】の記事を参考にしてください。

毛周期やメラニン色素に左右されない脱毛方法を行っている脱毛サロンを検討したい人は、以下の記事を参考にしてください。
日焼けした肌でも脱毛できる!金髪や産毛もお任せ脱毛サロンベスト3
アトピーや敏感肌だからこそ脱毛を!おすすめ脱毛サロンや医療脱毛

デメリット3:脱毛している間はずっと日焼け対策が必要

上記でも少しお伝えしましたが、光脱毛でも医療レーザー脱毛でも、毛の黒い色素であるメラニン色素を媒体にして、光を熱エネルギーに変換し、毛根にダメージを与え脱毛をしていきます。

実は日焼けの肌が黒くなる原因もメラニン色素なので、日焼けをした肌に光を照射するとヤケドを起こしてしまうため、脱毛をすることができません。

真夏はもちろん、脱毛をしている間は冬でも日焼け対策が必要になります。ビーチリゾートはもちろん、ウインタースポーツなどもできる限り控えたほうがベターです。

デメリット4:部位によっては痛いところもあるかも…

脱毛を行う際には、やはり多少なりとも痛みが伴います。毛が黒くて太い部分になればなるほど、脱毛の効果を実感できますが、痛みも強くなってしまいます。

特にワキ、VIOは、肌に黒ずみや色素沈着が起こっている人が多く、光が過剰に反応してしまい、痛みが強いと言われます。

脱毛サロンの場合は、輪ゴムでパチンと弾いた程度と例えられ、我慢できないほどの痛みではありません。しかし、医療脱毛クリニックの場合は光が強いため、痛みを我慢できないという声もよく聞かれます。

ただし、医療レーザー脱毛の場合は病院で行われますので、麻酔を使用することができます。追加料金が1000円~3000円程度掛かりますが、VIOの施術時のみ使用するという人も多くいます。

脱毛時の痛みに関してや、その軽減方法に関しては【脱毛って痛いの!?光脱毛と医療レーザー脱毛の痛み調査&軽減方法】も参照してください。

デメリット5:汗やニオイが増えたように感じることもある

脱毛を行った際、特にワキに汗やニオイが増えたという口コミを多く目にします。しかし、脱毛したからと言って汗やニオイが増えることはありませんので安心してください。

汗が増えたように感じる理由としては、それまではムダ毛に絡んでいた汗が、ムダ毛がなくなったことで滑り落ちやすくなったためです。

ニオイがするようになったと感じた場合は、汗取りシートなどでこまめに拭き取ると雑菌の増殖が抑えられ、快適に過ごすことができます。

この記事のまとめ

今回は全身脱毛のメリットやデメリットを詳しくお伝えしていきました。

脱毛したい部位が3~4カ所程度あるのであれば、最初から全身脱毛を選んだほうがコストパフォーマンスは高いです。途中から部分脱毛を追加していくと、総額にびっくりしてしまうことはよくあります。

また、全身脱毛の定義は、脱毛サロンや医療脱毛クリニックによりさまざまです。全身脱毛を契約する前には、必ず自分が希望している脱毛の範囲と、脱毛サロンや医療脱毛クリニックで行える全身脱毛の範囲を確認してください。

全身脱毛のデメリットを見ると、解消できることがほとんどです。特に気になる費用に関しても、月額制の脱毛サロンや医療脱毛クリニックを選べば、最初に大きな金額を用意する必要はありません。

全身脱毛のメリットはもちろん、デメリットも理解することで、後悔しない脱毛を行ってくださいね。

この記事を書いた人
シュガー
シュガー
好奇心旺盛な20代前半の小娘です♡『つるはだ』のライターになってから脱毛に興味を持ち、現在は「恋肌」の18回コースで全身脱毛真っ最中!いろいろ体験しているからこそわかる、リアルな体験レポを書いています。