全身脱毛と永久脱毛って何が違うの?永久脱毛の定義とは
肌トラブルの多い自己処理をやめて、脱毛サロンや医療脱毛クリニックでのお手入れを選ぶ人が増えています。
脱毛サロンや医療脱毛クリニックを選ぶ際に見聞きするのが、たくさんの脱毛用語。
わかっているようで、よくわかっていない脱毛用語はありませんか?
そこで今回は、全身脱毛と永久脱毛の違いや、「永久脱毛ってなに?」といった疑問について詳しくご説明します!
リーズナブルに永久脱毛できるおすすめクリニックもご紹介しますので、最後までご覧くださいね。
全身脱毛と永久脱毛の違いはなに?
脱毛初心者さんのなかには、全身脱毛と永久脱毛の違いがあやふやな方も多いようです。
まず初めに、双方の違いについてよく理解しておきましょう!
全身脱毛とは、その名のとおりカラダ全体を脱毛すること。反対にワキや腕など、好きな部位だけを脱毛することを部分脱毛といいます。
永久脱毛とは、長期的な脱毛効果が期待できることを指し、医療機関でのみ施術が許されています。
つまり、減毛や抑毛を目的としている脱毛サロンの光脱毛(フラッシュ脱毛)は、永久脱毛ではありません。
永久脱毛には2種類あり!
永久脱毛には、医療レーザー脱毛とニードル脱毛(針脱毛)の2種類があります。
それぞれの脱毛の仕組みや特徴、メリット・デメリットについて見ていきましょう。
医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛は、毛のメラニン色素(黒色の色素)に反応する特殊なレーザーを照射して、毛乳頭と呼ばれる血管や神経が集まっている部分を破壊する脱毛法です。
毛乳頭は毛を作り出す毛母細胞に栄養素を運ぶ組織なので、この毛乳頭の働きを止めることによって毛母細胞への栄養を断ち、ムダ毛の再生を抑制します。
また、一度の照射で広範囲を処理できるため、全身脱毛におすすめの永久脱毛法です。
ただし、シミ・あざ・ホクロ・日焼け肌、金髪・白髪・眉や目の周りには照射できないなど、施術NGなケースが多いのが難点です。
メリット |
---|
・一度に複数の毛を処理できる ・短時間で施術ができる ・比較的安値で脱毛できる |
デメリット |
---|
・シミやあざ、ホクロ部分に照射できない ・日焼け肌や金髪に照射できない ・眉周りに照射できない |
ニードル脱毛(針脱毛)
ニードル脱毛とは、プローブと呼ばれる針(ニードル)を毛穴に差し込み、電気を流すことによって毛乳頭を破壊して発毛を防ぐ永久脱毛法です。
毛穴の1つ1つに針を差し込んで処理するため、一度お手入れした毛穴から毛が生えてくることはほとんどなないと言われています。
また、メラニン色素に左右されないため、レーザー脱毛や光脱毛では処理できないシミ・あざ・ホクロ・日焼け肌・金髪・白髪でもお手入れが可能です。
一方で、ムダ毛を1本ずつ処理するため1回の処理に時間がかかるうえに、価格も「1本あたり」や「1分単位」で設定されていることが多く、かなり高額になります。
メリット |
---|
・毛を1本1本確実に処理する ・その場で脱毛効果を実感できる ・メラニン色素に左右されない |
デメリット |
---|
・料金は時間、本数単位なので割高 ・激しい痛みを伴いやすい ・1回の脱毛に長時間かかる |
サロンで永久脱毛ができない理由
◎Permanent hair removal…永久的な毛の除去
◎Permanent hair reduction…永久的な毛の減少
永久脱毛の始まりは、アメリカで行われていた逆さまつ毛の治療です。
当時のアメリカでは電流を使用して逆さまつ毛を除去する治療を行っており、1875年に「Permanent hair removal(永久的な毛の除去)」という言葉が誕生しました。
その後、さまざまな脱毛方法や脱毛器が開発にされるにつれて、「Permanent hair reduction(永久的な毛の減少)」という言葉も使われるようになっていきます。
現在のアメリカでは、ニードル脱毛を「Permanent hair removal(永久的な毛の除去)」、医療レーザー脱毛を「Permanent hair reduction(永久的な毛の減少)」と区別していますが、日本ではとくに区別しておらず、双方をひとまとめにして「永久脱毛」と呼んでいます。
厚生労働省は、1984年「永久脱毛を医師以外の者が行った場合は医師法違反となる」との見解を示し、2001年「医師免許を有しない者(エステティシャン)が体内組織を破壊する行為は医師法違反とする」と定義付けをしました。
(1)用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為
永久脱毛の定義
- 脱毛施術1カ月後に時点で、毛の再生率が20%以下(AEA)
- 脱毛施術3回を行った6カ月後に67%(3分の2)以上の毛が減っている(FDA)
さらに永久脱毛には定義があり、上記のアメリカの2つの団体による定義に当てはまれば永久脱毛とされています。
ただし、永久脱毛だからといって、生涯ムダ毛が生えてこないというわけではありません。
永久脱毛にかかる回数と期間
永久脱毛は、一度の照射で完了するものではなく、繰り返し照射をすることで脱毛効果を実感します。
効果を実感できる回数は5~8回
医療脱毛クリニックの回数制プランを調べてみると、ほとんどのクリニックで5~8回のプランが用意されています。
この理由は、「毛周期(毛が生え変わる周期)」と呼ばれる、毛が生え変わる周期に関係があります。
毛は「成長期」→「退行期」→「休止期」を繰り返して生え変わっており、現在皮膚から伸びている毛は「成長期」の毛です。
医療レーザー脱毛の光が反応するのはメラニン色素が多い「成長期」の毛だけですが、「成長期」に肌の表面から出ている毛は約20%しかありません。
つまり、一度に全部の毛を照射することはできないので、少なくとも5回照射する必要があるのです。
期間は1年~1年半
毛周期には個人差があり、また部位によっても違いがありますが、一般的には約2~3カ月周期で毛が生え変わります。
医療レーザーは「成長期」の毛にしか作用しないため、まんべんなくムダ毛を照射するためにも、毛周期に合わせて2~3カ月に1回のペースで照射していきます。
コンスタントにお手入れしたとして、脱毛完了までには最短1年~1年半の期間が必要です。
全身脱毛が安いおすすめクリニック
「医療脱毛クリニック=料金が高い」というイメージが強いですが、最近では医療脱毛クリニックの増加や最新機械の導入により、以前と比べて手軽な金額で永久脱毛ができるようになりました♪
ここでは、つるはだスタッフが選んだ、リーズナブルな料金設定のおすすめ医療脱毛クリニックをご紹介します。
レジーナクリニック
脱毛範囲 | 料金 | 1回あたりの料金 |
---|---|---|
全身 | 18万9000円 | 3万7800円 |
全身+VIO | 27万3000円 | 5万4600円 |
全身+顔+VIO | 36万9000円 | 7万3800円 |
※税抜価格
※5回の料金
レジーナクリニックは全国主要都市に約15院を展開している女性専門クリニックで、男性の目を気にすることなくお手入れに通うことができます。
料金がリーズナブルなことにくわえ、他院では追加料金となることが多い麻酔も無料で利用できるため、痛みに弱い人、VIOラインなど痛みが強い箇所を念入りに処理したい人におすすめです!
HMRクリニック
脱毛範囲 | 料金 | 1回あたりの料金 |
---|---|---|
全身 | 15万9000円 | 3万1800円 |
全身+VIO | 21万9000円 | 4万3800円 |
全身+顔+VIO | 26万8000円 | 5万3600円 |
※税抜価格
※5回の料金
2019年に開院したばかりのHMRクリニックは、5回で15万9000円というコストパフォーマンスの高さが魅力です。
安さのヒミツは、最新医療脱毛器の導入により照射時間を従来の半分である最短60分まで短縮し、その分たくさんの患者さんのお手入れができるから♪
「価格重視でとにかく安く永久脱毛をしたい!」という人には、HMRクリニックをおすすめします。
フレイアクリニック
脱毛範囲 | 料金 | 1回あたりの料金 |
---|---|---|
全身 | 16万8000円 | 3万3600円 |
全身+VIO | 24万8000円 | 4万9600円 |
全身+顔+VIO | 32万8000円 | 6万5600円 |
※税抜価格
※5回の料金
フレイアクリニックの他院との大きな違いは、薬事承認を取得した最新理論の蓄熱式脱毛器「メディオスターNeXT PRO」を採用していることです。
「メディオスターNeXT PRO」は、従来マシンのように毛乳頭に働きかけるのではなく、バルジ領域という毛の生成に重要な細胞を作り出す部分を破壊して脱毛する仕組み。
メラニン色素の有無に左右されずに脱毛できるから、色黒さんやホクロが多い人におすすめの永久脱毛法です。
脱毛サロンなら通い放題がGOOD
脱毛サロンで扱う光脱毛(フラッシュ脱毛)は永久脱毛ではありませんが、料金が安いので脱毛サロンを選ぶ人少なくありません。
脱毛サロンで全身脱毛する場合は、「通い放題プラン」を選ぶと脱毛完了後にムダ毛が再生しても追加料金なしでお手入れできます。
銀座カラー
創業25周年の実績を誇る「銀座カラー」は、顔を含む全身脱毛の脱毛し放題が月額9300円でお手入れできるから、まとまったお金がなくても今すぐ脱毛をスタートできます。
さらに、脱毛範囲に顔やVIOラインも含まれているので、顔から足のつま先までくまなく脱毛できます。
乗り換え割や学割などキャンペーンを利用すれば、さらにお得にお手入れできるので、ぜひ無料カウンセリングに足を運んでみてください。
シースリー
「シースリー」はリーズナブルな価格が人気の全身脱毛専門サロンで、支払い完了後もお手入れできる「永久メンテナンス保証」が人気の脱毛サロンです。
エリアによってローン会社が異なるため、脱毛料金はエリアによって差がありますが、東京・埼玉・千葉などの関東圏では月額5800円で回数無制限を始められます。
支払い完了後も回数・期限無制限でお手入れできるので、万が一ムダ毛が再生してしまっても安心ですね。
キレイモ
多くの芸能人やモデルが通っていることでも知られる「キレイモ」は、引き締め効果が期待できる保湿ローションを仕上げに使用するスリムアップ脱毛が人気です。
永久保証付きの全身脱毛プランは、32万4075円で回数・期限無制限でお手入れOK!
脱毛効果に満足したら顔脱毛を光フェイシャルに切り替えられるので、「とことんツルスベ肌にしたい人」「光シャルエステでスキンケアしたい人」におすすめです。
脱毛後に毛が再生する3つの理由
- ホルモンバランスの変化
- 脱毛による増毛化・硬毛化
- 毛周期に合わせて照射しない
理由1:ホルモンバランスの変化
男性も女性も男性ホルモンと女性ホルモンを併せ持っており、体毛の成長に関わっているのは男性ホルモンです。
加齢やストレス、生活習慣や食生活の乱れなどによりホルモンバランスが崩れると、女性でも体毛が濃くなることがあります。
また、妊娠するとお腹に毛が生えたり、体毛が濃くなったりことがありますが、それらもホルモンバランスが崩れたことによるものです。
理由2:脱毛による増毛化・硬毛化
医療レーザー脱毛を行うと、ごくまれですが増毛化や硬毛化といった症状が現れることがあります。
増毛化とは、脱毛されずに残ったムダ毛が太くなったり、長くなったりして増えたように見えてしまう現象のことです。
硬毛化とは、レーザー照射により毛穴が活性化した影響で、普段は毛が生えていない毛穴から発毛してしまい、照射前よりも毛が増えたように見えてしまう現象です。
増毛化・硬毛化ともに原因は解明されておらず、予防法や改善法はまだ見つかっていませんが、一説によるとクリニックでの発生率は1%未満程度と頻繁に発生するものでもありません。
増毛化・硬毛化のリスクが心配な人は、増毛化・硬毛化を無料で1年間保証してくれる、「リゼクリニック」がおすすめです。
理由3:毛周期に合わせて照射しない
医療レーザー脱毛の光はメラニン色素に反応するため、効果が実感できるのは肌表面から出た「成長期」のムダ毛のみです。
個人差はありますが、毛周期は一般的に約2~3カ月と言われているので、脱毛も毛周期に合わせて2~3カ月ごとにする必要があります。
この記事のまとめ
今回は、永久脱毛と全身脱毛の違いや、永久脱毛の定義についてご説明しました。
永久脱毛と聞くと一生ムダ毛が生えてこない印象がありますが、実際は米国電気脱毛協会(AEA)と米国食品医薬品局(FDA)が定めた条件をクリアすれば、ムダ毛が再生することがあっても永久脱毛となります!
また、永久脱毛は医療行為となるため、医療脱毛クリニックでしか施術を受けることができません。
脱毛サロンの光脱毛は永久脱毛ではありませんが、脱毛し放題プランを契約すれば、完了後でも何度もお手入れできるので、将来ムダ毛が再び生えてしまった場合も安心です。
今回ご紹介した「銀座カラー」「シースリー」「キレイモ」は永久保証付きのプランがあるので、定期的に通うことでツルツル肌を維持でき、永久脱毛に近い状態までムダ毛を処理することができます。
どこの医療脱毛クリニック・脱毛サロンも無料カウンセリングが用意されているので、興味がある方は公式サイトから予約してくださいね!